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こち亀作者、秋本治さんが語るマンガの神髄。生みの苦しみと楽しさは“ネーム”にある

4/14(日) 12:45配信

ハフポスト日本版

「自分なりのやり方を身につければ、ネームって本当に楽しい作業なんです。モノを作る根本になる。絵を描くときは下絵を描くときが一番楽しいように、ぜひ皆さんも苦しいと思わずに楽しい作業としてやってほしい」

【画像集】こち亀作者、秋本治さんが語るマンガの神髄。生みの苦しみと楽しさは“ネーム”にある

国民的ギャグマンガ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の作者として知られるマンガ家の秋本治さんは、マンガを描くときの骨格ともいえる「ネーム作業」について、こう語る。

「こち亀」を40年間休むことなく毎週、週刊少年ジャンプに掲載してきた。その「骨格」となるネームが、東京都千代田区のアーツ千代田3331で4月16日まで開催中の「ラフ∞絵」展で展示されている。

12日には、秋本さんとともに、集英社の担当編集者の井坂尊さん、「週刊少年ジャンプ」編集長の中野博之さんが、ネーム作業を通し、マンガをつくり出す作業について思いを語った。

マンガの生み出し方は人それぞれ。秋本さんは半日でネームが仕上がることも

ネームは、マンガを描くうえでコマ割りやキャラクターの動き、展開を決めていく最初の作業にあたる。マンガの設計図とも呼ばれる。

秋本さんは「ネームという作業は、一番大変な作業。ネームが完成すればマンガの骨格ができたようなもの。あとは絵を入れるだけで、ネームが上がれば80%のストーリーがそこに入っている」と説明した。

でも、うまいアイディアが浮かばなかったり、内容に行き詰ったり。ネーム作業は作品を世に出す瞬間でもある。0から1を作り上げる作業は、当然ながら生みの苦しみもつきまとう。

秋本さんは「大変な作業だけども、それをつらいと思ってやると本当につらくなっちゃう。だから、描きたいことをとにかく30ページなら40、50ページも描いて、後で詰めていく」と手法を手ほどき。

「描いちゃうとホッとする。『これ、いらなかったな』みたいなものもある。自分自身の整理整頓。でもそれをやるのは本人しかいない。こうしたほうがいいんだろうな、という自分のやり方を自分で身に着けていく」と話した。

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最終更新:4/14(日) 12:45
ハフポスト日本版

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