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ファンの善意で名刀“復活” 鬼塚吉国が江戸前期に作刀

4/14(日) 8:31配信

西日本新聞

 江戸前期の柳川藩の刀匠、鬼塚吉国の名刀が研ぎ上げられ、福岡県大牟田市宝坂町の三池カルタ・歴史資料館で特別展示が開かれている。同市の観光推進団体「大牟田たーんとよかとこ協議会」が支援金を募り、同市在住の刀剣研師小宮光敏さん(34)が修復した。同館は「全国の刀剣ファンの善意でよみがえった刀をぜひ見に来てほしい」としている。5月6日まで。

【写真】修復前の鬼塚吉国作の名刀

 初代鬼塚吉国は東北生まれで、立花家家老のあっせんで柳川城下に移住し、作刀したとされる。今回修復された刀は戦後、連合国軍総司令部(GHQ)の指令で接収され、都内に集められた膨大な日本刀のうちの一つ。たなざらしの状態で東京国立博物館に置かれていたが、「筑州柳河住鬼塚吉國」と刻銘されており、2000年に柳川藩ゆかりの大牟田市に譲渡された。

 大牟田の地は、伝説の刀匠三池典太光世(てんたみつよ)が平安期に名刀を生み出したと伝わる。その刀文化を広く伝えようと、同協議会がクラウドファンディングなどで支援金を募集。昨年5~7月に総額約94万円が集まり、赤さびが付着していた刀を小宮さんが約2カ月かけて丁寧に研ぎ上げた。

 小宮さんによると、鬼塚吉国の刀は実戦向きで、一部は島原の乱で使用されたと考えられるという。「鬼塚吉国は全国の刀剣ファンに人気がある。刀身の刃文は当時の流行の模様で、その美しい輝きを見てほしい」と話している。

 入場無料。午前10時~午後5時。期間中は4月15、22、25日は休館。

西日本新聞社

最終更新:4/14(日) 8:31
西日本新聞

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