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永遠に「ストII」を作り続けたかもしれない「ストリートファイター」シリーズ30年史(その一部)

4/14(日) 18:50配信

テレ東プラス

格闘ゲームという一大ジャンルを築き上げる社会現象を巻き起こし、現在では世界中で「eスポーツ」を牽引するタイトルとしても愛されている「ストリートファイター」シリーズ。同シリーズはなぜ世界各国で愛され続けているのか。その歩みについて株式会社カプコンに話を訊いた。

今回お話を伺ったのは、「ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル」のプロデューサーを務める松本脩平氏(左)と、同じく「ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル」のプロモーションプロデューサーの綾野智章氏(右)。

二人とも青春時代に「ストリートファイター」シリーズを遊び、その後カプコンに入社。かつてはユーザーとして夢中になった作品の続編にあたる「ストリートファイターIV」や「ストリートファイターV」に携わることになった世代である。

原点から伝説に至る、2D「ストリートファイター」のほぼ全てが詰まった30周年記念作

―はじめに今回の30周年記念作品「ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル」とは、どのようなタイトルとなるのでしょうか?

松本:「ストリートファイター」シリーズの30周年を記念した作品で、初代「ストリートファイター」から「ストリートファイターII」シリーズ、「ストリートファイターZERO」シリーズ、「ストリートファイターIII」シリーズまでの歴代アーケードタイトル12作品を収録しています。先行リリースの海外版は各タイトルの海外版を収録していたのですが、今回発売となる日本国内版は日本版と海外版の計24タイトルを収録しています。

綾野:3Dになってからの「ストリートファイターIV」と「ストリートファイターV」は現行ゲーム機で発売されているので、それ以前のナンバリングタイトルが現行ゲーム機で遊べるようになったというのがポイントだと思います。

アメリカ先行で高い人気を誇った、初代「ストリートファイター」

―おそらく全シリーズの中でも実際に遊んだことがある人が最も少ないであろうタイトルが初代「ストリートファイター」だと思いますが、どのような作品なのでしょうか?

綾野:ストII以降の6ボタンとは違い、感圧式のボタンがパンチとキックで2ボタン採用され、ボタンを叩く強さで攻撃の強弱が変わるというシステムでした。

松本:一応、6ボタンのもあるんですよね。そっちは僕も遊んだことがあります。

綾野:大型筐体を置けないお店用に6ボタン版が出たと聞いています。僕も6ボタンバージョンの方を多く見かけた記憶があるので、日本ではそっちの方が置きやすかったんだと思います。大型筐体の方は当時まだ身長的に思うように届かなかったので、肘で遊んでた覚えがあります(笑)。

―「ストII」以降の作品とは大きく異なる印象を受けるタイトルですが、今あえて注目すべきポイントはありますか?

松本:とにかく波動拳と昇龍拳が出しづらい(笑)当時は出し方が公開されていなかった必殺技だったということもあるんですけど。

綾野:全然出せないですからね。コマンドを正確に入力しないといけないだけじゃなく、ボタンの認識の仕方が「ストII」以降とは違うんですよ。普通はボタンを押した時と離した時で2回入力が認識されるんですけど、初代は離した時にしか入力が認識されないっていう。でもアメリカでは盛んに対戦が行われていたそうですよ。

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最終更新:4/14(日) 18:50
テレ東プラス

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