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永遠に「ストII」を作り続けたかもしれない「ストリートファイター」シリーズ30年史(その一部)

4/14(日) 18:50配信

テレ東プラス

「III」ではなく、まさかの「ZERO」。驚きをもって迎えられた「ストリートファイターZERO」

まさに「ストZERO」シリーズはついに「ストIII」が出るかと思いきやまさかという衝撃的な展開でした。

綾野:グラフィックも変わりましたしね。「スト」IIがドット絵の職人芸だったとしたら、日本のアニメと同じようなテイストで。これによってアニメーションの枚数を増やせて動きが滑らかになるという良い循環が生まれたと思います。

「ストZERO」シリーズはどんなシリーズになったと思いますか?

綾野:当時の格闘ゲームは“コンボが楽しい“という風潮があったので、それに合わせて“「ストリートファイター」らしさ“の上でコンボを追求したっていうシリーズではないでしょうか。

松本:「ストZERO」は「パラレルワールド」という、世界観も含めて異色なシリーズではありますね。

―そして1991年の「ストリートファイターII」から6年を経て、1997年についに「ストリートファイターIII」がリリースされました。特にブロッキングというシステムが印象的でした。

綾野:このブロッキングはとても強力で、それさえできればどんな状況でもほぼ詰むことはないんです。でもとてもタイミングがシビアで、そこでプレイヤースキルが非常に重視されるようになったんです。
―上級者の世界になってしまった、と。

綾野:でも当時は「ストリートファイター」シリーズどころか格闘ゲーム全体がそんな状態になってしまっていた気がします。今遊んでくれているプレイヤーに新しい遊びをどう展開するかを考えていくと、どんどん先鋭化されがちでカジュアルさがなくなってしまいがちなんです。その反動として3Dグラフィックとして初のナンバリングタイトルである「ストリートファイターIV」開発当初は「『ストII』を現在の技術でやる」というところに重きが置かれてました。

原点、伝説、進化、極限。90年代を席巻した2D「ストリートファイター」の歴史がここに

―初代から「ストIII」シリーズまでの主要タイトルを網羅した今回の「ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル」では、そうした格闘ゲームというジャンルが勃興し極まっていく過程を全部見られるわけですね。

綾野:全部追体験できますね。本当は他社さんのタイトルも含めてプレイして、大きく格闘ゲームが広がっていった90年代を楽しんでいただければ知識が深まると思いますけど、でもやっぱり中心にあったのは「ストリートファイター」シリーズだと思います。当時は格闘ゲームだけじゃなく大作RPGにも必殺技コマンドが入っていたりして、いちユーザーとしてその影響の大きさを感じていましたし。

―最後にプロデューサーとして、「ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル」をどう遊んで欲しいと考えているか教えていただけますか?

松本:最初は初代「ストリートファイター」から順に遊んでいただいて、その後はギャラリーを見ていただければと思います。かなり充実した内容となっていますし、新しい発見をしていただけるはずです。あとは僕らみたいに当時「ストII」で遊んでいたユーザーさんとは別に、今「ストV」をやってるけど昔の作品をやったことがないという人たちにも遊んでもらって、歴史を見るように楽しんでもらえたら嬉しいですね。


綾野:とはいえ基本的にはこの作品を購入してくれるのってお父さんだと思うんですよ。だから、ぜひお子さんと一緒にプレイして、お子さんをボコボコにしてあげて欲しいですね(笑)

―(笑)

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最終更新:4/14(日) 18:50
テレ東プラス

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