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世界のクビアクが語る日本バレー「全日本はサーブが弱点。日本選手で好きなのは永野。周りにとらわれず自分のプレーをする。期待しているのはヒサ(久原翼)。全ては彼の手の中にある」

4/14(日) 9:03配信

バレーボールマガジン

全日本の課題

――日本のバレーはクビアクの目にはどう写っていますか? 特長・改善点は。リーグと、全日本代表と。

クビアク:リーグについて、1年目に来たときに非常にびっくりしました。レベルについてもそうですし、どうやって運営されているかについてもそうですし、全てにおいてびっくりしていました。悪いレベルではなく、チャレンジできているレベルだと思います。日本のリーグとヨーロッパのリーグでの唯一の大きな違いは、ミドルの選手にあると思います。ヨーロッパのミドルの選手は、身体的な大きさの差もありますし、力の差もあります。190cmにも満たない選手が、日本ではミドルブロッカーをやっていますよね。ポーランドで言えば、2m未満の選手がミドルをやることは非常に稀です。2メートル以下のミドルでも良い選手はいたでしょうけど、ごく少数だったと思います。リーグの差はそれくらいだと思います。

ナショナルチームの話でいきますと、日本はサーブがあまり良くない印象です。セッターに関してはオミ(深津英臣)、藤井直伸選手、関田誠大選手、と良い選手がいますが、小さいですね。オポジットには西田有志選手、今プレーできていないけれど清水邦広選手、大竹壱青選手もいます。サイドの選手も、ミドルの選手も、そんなに大きくはないですよね。だからこそいいサーブを打たないといけない。

日本チームはディフェンスがいい。小さいからといって簡単に勝てるとは思っていないですが、大きい選手のチームと対するよりはプレーしやすい。日本のチームに必要なのはいいサーブを打つこと。相手のレセプションをBパス、Cパスにして、日本のブロックの弱さを出さないようにしなければなりません。ブロックでどうにかというよりは、ディフェンスの良さを活かせるようなプレーにしていかなければならないでしょう。

――どうしたらクビアク選手のようなオールラウンドプレーヤーになれるのでしょうか。

クビアク:それは難しい質問ですね。バレーを始めた頃から、先程も話したように、小さいとか細いとか言われていましたけど、毎回毎回それを覆すために努力してきました。また兄がいて、兄もバレーをプレーして、常に兄のほうが先を行っていたので、それについていき、追い越したいと努力したからかもしれませんね。そういう気持ちを常に持ち続けてプレーしています。

でも選手によっては、なにか言い訳をつけて「なになにができないからこうなれない」みたいに思う人もいます。自分はそういう考え方はしません。
朝であれ夜であれ、自分のプレーをしっかりするという心がけでいます。何か言い訳が一つでもあれば、それを理由にそのために良くないプレーになってしまったと言いがちですが、それには頭を向けない。言い訳を作らずに調整しています。

――バレーボールをしていて良かったなぁと思うのは、どんなときですか?

クビアク:バレーボールは私にとって全て。ただのスポーツとして捉える人も仕事と捉える人もいますが、私にとっては人生の全てです。バレーボールが今までの自分をすべて作っていて、バレーボールが自分のいいものをもたらしている。奥さんだけはバレーボールがもたらしていたわけではなく15年の付き合いだし、お金がある選手だとそういうところにひかれる女性もいるだろうけど、私の妻に関してはそうではない。

男女のこととかはあまり話をしたくないですけど、長年付きそう人を見つけるのは簡単なことではないので、今の奥さんは一緒に過ごしやすいと感じています。バレーボールがあるから、明日のことを悩むこともありませんし、バレーボールにすごく感謝しています。
今の生活があるのはバレーボールのおかげだし、色んな所にもいけるし、家族に対してもある程度いい暮らしをさせられていると思う。、バレーボールがあるから好きなところに行こう、好きなものを食べようという考えにつながっています。

家族と一緒に住んでいますが、妻も世界が広がっているし、娘は英語の学校に通って英語が話せるようになっています。それもバレーボールがもたらしているもの。
非常に素晴らしいと感じているのは、娘もいろんな世界を知ることができるということですね。そのために自分はハードワークしていかないといけないです。

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最終更新:4/14(日) 9:03
バレーボールマガジン

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