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ひろゆき氏「“うまくいっている“と言えるの?」 藤田晋社長が疑問に答える #アベマの未来 前編

4/14(日) 11:09配信

AbemaTIMES

■「地上波と同じではダメだということを一番感じているのはテレビ朝日の社員」

ラファエル:AbemaTVにはテレビがやっている企画をそのまま携帯でも見られるようにしたイメージがある。だったら馴染みのあるのテレビを見るか、となってしまうのではないか。

藤田:ニュース速報もそうだし、プロ野球や将棋をHuluやNetflixで流すといっても、みんなピンと来ないと思う。それをやってきたテレビを代替するものは、今のところAbemaTVしかないと思っている。これを成功させれば、結構大きなものが取れる。

宇佐美典也(元経産官僚):『AbemaPrime』の企画で、これは“ネットのマスメディア“だと思ったのが、ひろゆきさんと唐澤貴洋弁護士と対決。あれは地上波では絶対にできないし、何年間もこの2人の対決を見たいと思っていたネットの人たちはめちゃくちゃ楽しみにしていた。だから地上波的な“マス“なのか、ネットをよく使っている人のコンセンサスという意味でのネットの“マス“のどちらに寄っていくのか。

藤田:もちろんそういうコンテンツも面白いが、基本的には元号の発表やイチロー選手の引退会見を中継したように、全国民というか、誰にとっても関心があることを基本的にはやっていく。

ひろゆき:みんなが同じ時間に同じものを生放送で見る、という需要そのものが無くなってきたからテレビの視聴率が下がってきた。それをネットに移行したとしても、そこまでの規模にならないのではないか。

氏家:それはちょっと違うと思う。たしかに20%以上あった巨人戦の視聴率が10%ぐらいになった。でも、10%でもすごい。ネットでテレビの世帯視聴率10%に匹敵するユーザ数が取れたら、パンクして見られなくなってしまうくらいだ。むしろスポーツ中継などはネットの中にこそ可能性がある。

ひろゆき:日本テレビが「第2日本テレビ」、フジテレビが「ゼロテレビ」を作ったし、ニコニコ動画もオリジナルコンテンツを作って競い合っている。AbemaTVのコンテンツが他の会社に勝てるという根拠や理由があるのか。

土屋:第2日本テレビは無くなってしまい、形を変えて今はHuluの中で地上波と連携したコンテンツを配信している。『3年A組』のスピンオフのコンテンツが爆発的にヒットした。テレビ朝日の社内にも「(AbemaTVとの)一枚岩」というポスターが貼ってあるが、日本テレビの場合、それを言う必要のないくらい一緒にできていると思う。

紗倉まな(AV女優):視聴者の方からは、テレ朝以外の他の局や地方局との別のタッグの可能性や、コンテンツの過激路線についての質問が寄せられている。

乙武:民放の中で、テレビ朝日1社と組んでいることでのメリットとデメリットをどう感じているか。

藤田:AbemaNewsチャンネルをサービスの根幹に置いているが、間違いなく地上波の力なくしてニュースはできない。スポーツ中継や将棋・麻雀なども、日本では基本的にはテレビ局からしか話が通らない。その意味では、メリットというよりも必要なパートナー。テレビ局と組まないければ、この事業自体立ち上がらなかった。他の局と組めばよかったということも、意外とない。

視聴習慣をつけようと頑張っている最中なので、そのきっかけとなるようなエッジが必要だと思っている。社内では「トンガリ」と呼んでいるが、この人が出るから見よう、この企画だから見ようというようなものが必要だ。ただ、それが過激さとイコールだとは思っていないし、過激なものがいいとも全く思っていない。

乙武:最初はどういう媒体なのか、みんなが手探り状態だったと思う。開局1年目の時に出させて頂いた番組で、地上波だったらピー音が入るような言葉を言ってしまった。CMに入るとすぐにディレクターが飛んできて、「まずいので気をつけてください」と注意された。その時に僕はAbemaTVでも言葉を規制していくなら、テレビの焼き直しになってしまわないのかなと、どこに行くのかな、と気になった。

藤田:テレビ朝日と二人三脚で3年間やってきたが、最初はどの程度まで許されるのか、その温度感がなかなか難しかった。僕としては自主規制とか慣習を一度リセットして、必要なものを組み直したいと思ってやっていて、今はそれが伝わって来ていると思う。僕もそのままではダメだと強く言ってたが、テレビでやっている番組をそのままネットでやってもあまり見られないということを一番強く感じているのは、AbemaTVに出向してきているテレビ朝日の社員たちだ。

パンサー・向井慧:『AbemaPrime』以外の番組にも出させていただいているが、過激であれば視聴数が取れるかといえば、そうでもない気がしている。AbemaTVができることの範囲は地上波よりも広いと思っていて、例えば『ブステレビ』『新しい地図』のように、地上波ではちょっとできない内容や、出られない方でも出られる。そこが強みだと感じるし、場所が増えるというのは我々にとってもいいこと。我々みたいな者でもMCをさせてもらえたし、AbemaTVがどんどん有名になってくると、最初は「AbemaTVだったら出くなてもいいや」と考えていた芸能人も出演するようになってきたので、地上波との差は埋まってきている感じがある。

藤田:それまでのインターネットテレビは、どちらかと言うとちょっと仕事がない人がやるといった印象があった。そこを一気にガラッと変えなければならないと考えて、最初からドンとテレビ局のクオリティでやった。このスタジオもテレビ朝日の中にあるし、そうすることで一段高いフェーズにうまくいけたと思う。

ひろゆき:それって「うまくいっている」と言えるのか。今の若い人たちはテレビに出ている芸能人に興味がなかったりする、それなら若い人たちが知っている人たちで新しいものを作るという方が伸びる気がする。

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最終更新:4/14(日) 11:09
AbemaTIMES

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