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(朝鮮日報日本語版) 韓米首脳会談:非核化巡り異なる発表、立場の差を再確認する形に

4/14(日) 22:11配信

朝鮮日報日本語版

 11日に行われた韓米首脳会談の後、韓米両政府はそれぞれ大幅に異なる内容の報道資料を発表した。ソウルの外交筋は14日「同じ会談に臨んだのに、別の会談の結果を発表するかのような『同床異夢』現象が起きた」として「北朝鮮の非核化交渉をめぐる韓米政府の見解が大きく異なることを再確認する結果となった」と話した。今回の首脳会談に関する両国の報道資料は、非核化の目標・方式など核心的な内容から異なっていた。韓国大統領府(青瓦台)は発表資料で「(両首脳は)韓半島(朝鮮半島)の完全な非核化および恒久的な平和定着という共同の目標を達成することに関して意見が一致した」と説明した。しかし、米ホワイトハウスは会談の結果発表で「朝鮮民主主義人民共和国(DPRK、北朝鮮)の最終的かつ完全に検証された非核化(FFVD)」が目標だと説明した。韓国大統領府は非核化の対象を、北朝鮮の主張と同様に「韓半島」としたが、米国側は「北朝鮮」と明示したのだ。韓国の元北朝鮮担当外交官は「『韓半島の非核化』とは、米国が韓国に提供する戦略資産と核の傘の撤収も含む概念であり『朝鮮半島の非核化』を主張する北朝鮮の立場を代弁するものだ」と指摘した。また、別の元外交官は「トランプ大統領は会談で『北朝鮮のFFVD』と述べたが、韓国大統領府はトランプ大統領が『韓半島の非核化』と述べたものとして報道資料に記載した」として「事実を歪曲(わいきょく)したとの指摘を受けかねない」と話した。

 北朝鮮との非核化交渉のやり方をめぐっても、韓米は見解の違いを露呈した。韓国大統領府は報道資料で「(首脳同士が直接交渉する)トップダウン方式が今後も韓半島の平和プロセスに必須」と説明した。しかし米国側は報道資料で「トップダウン」という表現は用いなかった。その代わり「緊密な調整および協力を続けていく」とだけ述べた。「首脳同士の交渉(トップダウン)」よりも実務者同士の十分な交渉が重要だと強調した格好だ。

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