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満員電車がストレスだった――住みたい環境を選ぶためにUターンした“陸海空”エンジニア:UIターンの理想と現実 宮崎編

4/15(月) 7:00配信

@IT

 はじめまして。桑畑英資(くわはたえいすけ)です。「アラタナ」で活動する、宮崎県出身のUターンWebエンジニアです。

【写真】石垣島の亀とたわむれる筆者

 「U&Iターンの理想と現実:宮崎編」、第1回はナイスガイエンジニア大野が、宮崎と関東を股に掛けるエンジニアのワークスタイルを紹介しました。第2回は、私が、宮崎のライフスタイルをお伝えします。

宮崎→京都→東京→宮崎

 私は高校生まで宮崎で過ごし、大学進学に伴い京都へ移り住みました。

 大学では数学を専攻しており、プログラミングを専門に学んだわけではありません。しかし、趣味の一環で当時流行していた掲示板やブログなどのWebサービスを構築してみたり、メールサーバなどを自宅で運用したりしていた経験があったため、エンジニアの道に進もうと思いました。

 働く場所はIT関連企業の多そうな「東京」を選び、大企業が嫌だったので自社プロダクトを持つやや小規模な企業に就職しました。東京では、主にサーバサイドエンジニアとしてWebサービスの開発、メールサービスの保守やスタートアップなどを経験しました。

 2014年12月に宮崎に帰り、しばらくサービス開発などをした後、2015年11月からアラタナで活動しています。

東京時代のライフスタイル

 宮崎のライフスタイルを紹介する前に、東京での暮らしの良かった点、悪かった点を、私の視点で振り返ってみます。

東京の良かったところ

 良かった点は、「モノがそろっている」ことと「コミュニティーの充実」です。

 「モノがそろっている」というのは、売っているものやサービスの種類が充実しており、多くの選択肢から選ぶ自由があるということです。

 最新のガジェットを実際に手に取って確認したり、細かいニーズに対応する差別化されたサービスが多数あったり、そこに行くまでの交通手段もきちっと整っています。

 「コミュニティーの充実」は、好きなものやイベントを通じて交流する場が多いと感じていました。これは、エンジニアコミュニティーに限ったことではありません。

 私はRailsやScalaの勉強会に参加したり、縁があって電子楽器のコミュニティーに遊びに行ったりしていました。興味のあるジャンルを探れば、いろいろな人たちとつながっていけるのが東京だと思います。

東京のツラかったところ

 良いところは、総じて人口が集中していることで生まれる利点であるように思うのですが、悪かった点も人口密集による問題点かもしれません。

 私にとっては、通勤がとにかくツラい時間でした。

 行きの電車はほとんどがかなり混み合った車内で立ったままの移動で、運良く席に座れたとしても狭い空間の中で過ごすのはツラい。業務開始前の時点で疲労が蓄積していました。

 帰りの電車はそんなに混んでいませんでしたが、飲み会が終わった人たちの匂いが充満した車内で1時間以上耐えることもありました。

 我慢していれば慣れていくのかもしれません。また、始発駅を生活拠点にしたり、出社時間を早めたりといった工夫をする人もいるようです。

 しかし私は、「なぜ、そこまでして個人が環境に適応しなければいけないのか」と感じるようになっていました。感覚がマヒしていくような気がして、「ストレスなく住みたい環境を選ぶ」方向に考えがシフトしていきました。「自然に触れる生活スタイルを求めていた」のだと思います。

休日の過ごし方

 東京はショッピングや食事、カフェ、バーやライブやスポーツ観戦などいろいろな楽しみにあふれた街です。しかし、私はそれらにあまり興味をそそられることはありませんでした。

 仕事はエンジニアだし、最新のガジェットも好きなんですが、休日はあまり遠出をせずに、ゲームをしたり趣味でコードを書いたりしてのんびりする日の方が多かったように記憶しています(趣味のスキューバダイビングに行ったり、買い物や勉強会などのイベントに出掛けることもありましたが)。

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最終更新:4/15(月) 7:00
@IT

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