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【ヤクルト】村上V弾!熊本地震から丸3年…故郷に「元気や勇気を」 

4/15(月) 6:04配信

スポーツ報知

◆巨人6―11ヤクルト(14日・東京ドーム)

 今季最多の17安打で前日に続く11得点。ヤクルト打線がまたもG投を粉砕した。開幕2カード目のDeNA戦から4カード連続の勝ち越し。5球団との初対戦を終えて10勝5敗と開幕ダッシュに成功だ。

 同じ11点でも、クリーンアップ3人で4アーチの前日とは“主役”がガラリ変わった猛打ショー。初回に2番・青木がソロ、3回には6番・西浦が3ランを放つと、6―6の5回にはプロ2年目の7番・村上が決勝の3号ソロをバックスクリーン右に叩き込んだ。

 ドームの大半を埋めたG党が静まりかえった特大弾に、「初回の2死満塁で打てなかった(遊飛)ので、挽回できてよかった」と笑った未来の主砲候補。郷里を襲った熊本地震で最初の震度7が観測されてから、この日でちょうど3年。当時は九州学院高2年生で、自転車に乗っていた練習からの帰り道で揺れを味わった。「1か月くらいは野球どころじゃなかった」と、ボランティア活動も行った苦難の日々を振り返る。

 自宅や家族に被害はなかったものの、プロ入りの夢をかなえた今でも「野球ができる喜びを1打席1打席、感じながらプレーしています」と2年目でプロ初のヒーローインタビューで語った。開幕からスタメン起用されているが、打率は2割に届かず1軍の壁にぶち当たっている。バットの形を変えたり、青木のバットを借りたりと試行錯誤する中で、節目の日に放った殊勲弾。「熊本の人たちに元気や勇気を与えられるように頑張っていきたい」と表情を引き締めた。

 「今はちゃんと“線”になっている」と打線の充実ぶりに胸を張る37歳の青木から、「先輩たちの背中に引っ張られている」という19歳の村上まで、文字通り多士済々のツバメ軍団。率いる小川監督も「首位は意識しないが、(対戦が)1巡して勝ち越せているのは、チームとして自信になるよね」と手応えをアピールした。16日からは開幕カードで負け越した阪神戦。きっちりリベンジして首位ロードを突っ走る。(星野 和明)

 ◆熊本地震 2016年4月14日、熊本県と大分県で相次いで発生した地震。熊本県益城(ましき)町では最大震度7を2度観測した。同県南阿蘇村では、全長約200メートルの阿蘇大橋が崩落した。倒壊した住宅の下敷きになったり、土砂崩れに巻き込まれるなどして熊本県内で50人が犠牲になった。負傷者は佐賀、福岡、宮崎でも出た。また、最大18万人が避難した。

最終更新:4/16(火) 21:38
スポーツ報知

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