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これからはじめるSpotify - 無料とプレミアムの違いは?

4/15(月) 16:58配信

マイナビニュース

定額の音楽ストリーミングサービスの中でひと際規模が大きい「Spotify(スポティファイ)」。これからはじめてみたいという人向けに、Spotifyが人気を集める理由、上手な使い方を解説します。

Spotifyとは

Spotifyは2006年に会社を設立、2008年にスウェーデンでサービスを開始しました。その後欧米を席巻、2016年9月に日本上陸を果たしました。現在抱えるアクティブユーザーはワールドワイドで2億人以上と、その規模は世界最大級を誇ります。

楽曲数は4,000万以上、洋楽が充実

2019年4月時点でSpotifyが配信している楽曲数は約4,000万、プレイリストの数は30億と発表されています。現在他社のメジャーどころの音楽配信サービスもだいたい同程度の楽曲数をアーカイブしていますが、使い込むと得意な音楽の種類=品ぞろえにサービスごとの違いがあることが見えてきます。


Spotifyの場合はやはり「洋楽」が充実していて、特に「欧州のレアなアーティストと楽曲」を見つけやすいと思います。学生のころに欧州洋楽(マイ)ブームを迎えた筆者がSpotifyをガチで選んで使い続けている理由は、結局は「音楽の趣味が合うサービス」だからです。

もちろん邦楽のヒット曲も比較的偏りなくそろえていますが、よりマニアックな邦楽はLINE MUSICやAWAの方が見つかるような気がします。

有料プラン「Spotifyプレミアム」の料金体系

有料サービスの「Spotifyプレミアム」は現在月額980円で利用できます。本人を含む6人の家族が1つの契約をシェアして、各個人のアカウントも持てるファミリープランは月額1,480円。そして学生向けの学割プランが月額480円です。


個人向け:月額980円
ファミリープラン(6人):月額1,480円
学割プラン:月額480円


月額利用料金は他の音楽配信サービスと大きな差はありませんが、Spotifyの場合は無料プラン「Spotifyフリー」がとても強力です。プレミアムサービスの「お試し」期間が過ぎて、無料プランに切り替えた後も4,000万以上の楽曲がフルコーラス、聴き放題で楽しめます。

楽曲ダウンロード機能は「プレミアム」のみの対応

また、有料プランを契約したユーザーは楽曲ダウンロード機能が利用できます。楽曲ダウンロード機能のメリットは、外出時で音楽を聴く時にモバイルデータ通信の消費量を気にせず楽しめるようになることです。端末のストレージ容量が許す限り、音質も高品位な設定にしてダウンロードすることをおすすめします。

無料プランでも「ながら聴き」なら十分に楽しめる

有料プランとの大きな違いは、例えばアルバムやプレイリストを再生すると曲順が入れ替わる「シャッフル再生」になることです。モバイルアプリ版は必ずシャッフル再生になり、PC版の場合は30日ごとに15時間分のオンデマンド再生も楽しめますが、期限を超えるとシャッフル再生になります。

アルバムの曲順まで一生懸命考えて作品をつくったアーティストの気持ちを考えるとやるせなくなりますが、例えば曲順にこだわらずにBGM感覚で音楽を聴きたい方には、Spotifyの無料版がとても便利でお得です。

無料プランは広告音声が入る

そしてもう1点、Spotifyフリーの場合は数曲を続けて再生した後にスキップできない音声広告が入ります。とはいえ15~30秒程度のCMなので、慣れてくると挿入されることが気にならなくなります。こちらもやはりBGMとしてSpotifyを楽しむのであれば許容範囲かと思います。

Spotifyではストリーミング再生時の音質を「低(24kbps)/標準(96kbps)/高(160kbps)/最高(320kbps)」の4段階から選べます。ダウンロードは「標準/高/最高」の3段階。Spotify自体の音質は、他社の音楽配信サービスに比べてフラットバランスで特定帯域の強調感が少ないと思います。組み合わせるヘッドホンやイヤホンの特性が素直に引き出せるし、長時間のリスニングにも向いていると言えます。

有料と無料、どちらを選ぶ?

もしもSpotifyの有料・無料サービスの選択に迷ったら、「がっつり音楽を聴きまくりたい人は有料プランがお得」であり、音楽は仕事や勉強の時に「ながら聴き」することが多いという方には、無料プランでも当面は良しではないかと思います。

ただし、Spotifyの楽しさにハマると、無料プランが不便に感じてくることはほぼ間違いありません。その時が来たらいつでも有料プランに切り替えられます。

スマホやPC、PS4も。対応する機器がとにかく広い

Spotifyは利用できるデバイスの種類がとても豊富な音楽配信サービスです。スマホやタブレット、PCは当たり前。インターネットにつながるスマートテレビやPlayStation 4(PS4)などのゲーム機、Google ChromecastにAmazon Fire TV Stickに代表されるHDMIスティック型メディアプレーヤーなどでも利用できます。

登録しているユーザーIDでログインすれば、各機器でお気に入りに登録したアーティストや楽曲、プレイリストの情報を共有できます。ただし、通常の契約で同時に音楽を再生できる機器は1台まで。例えば自分と家族が通勤の時など同じ時間帯にSpotifyを楽しみたいのであれば、それぞれに契約するか、ファミリープランがお得です。

ワイヤレススピーカーは「Spotify Connect」の機能を搭載している製品が便利です。スマホとスピーカーを同じWi-Fiルーターに接続すると、スマホのSpotifyアプリをリモコン代わりにして、スピーカーで直接音楽ストリーミングを受けて聴けるようになるからです。

これがもし、スマホとスピーカーを1対1でBluetooth接続して聴く場合、スマホ側でSpotifyアプリを終了すると音楽が途切れてしまいます。スマホのバッテリーも音楽をストリーミングするために消費されるので、Spotify Connect対応のスピーカーで聴くよりも早くバッテリー残量が減ってしまいます。

スマートスピーカーはAIアシスタントとしてGoogleアシスタント、またはAmazon Echoを搭載する製品であればSpotifyとの相性が良好です。聴きたい音楽のアーティスト名やジャンル、プレイリスト名をスピーカーに話しかけるだけで検索・再生ができます。

例えばGoogle Homeスピーカーの場合、「OK、グーグル」と話しかけてから「スポティファイでコンプレックスの『恋をとめないで』を再生して」といった具合に音声コマンドを投げる要領です。スマホアプリからの手入力よりも使い慣れると快適です。

Spotifyの使い方

Spotifyのアカウントを新規に登録する際には有効なメールアドレスと生年月日などのID情報の入力が必要になりますが、登録自体はとても簡単にできます。

レコメンドで「知らなかった名曲」に出逢う

ホーム画面にはユーザーにおすすめの楽曲を集めたプレイリストが並びます。ユーザーが再生した楽曲の履歴からSpotify独自の機械学習のアルゴリズムがピックアップした楽曲、アーティストをプッシュしてくれるので、知らなかった名曲、好みのアーティストと出逢うきっかけが広がります。

同様のレコメンドエンジンは他社のサービスもそれぞれに強化しているところですが、Spotifyはユーザーと楽曲との直感的な出会いを促すユーザーインターフェースや、自動生成されるプレイリストのタイトル付けが上手だと思います。

アーティストごとのページなどに現れる「関連するアーティスト」「ここでも聴ける」などのリンクから、テイストの似た楽曲や好きなアーティストが参加したコンピレーション作品などが次々と掘り起こせるからです。

モバイルアプリは画面の下にある「Search」から聴きたい楽曲やアーティストが探せます。好みの作品を見つけたら「フォロー」、または「ハートマーク=いいね!」をマークしておきましょう。レコメンドエンジンの精度が使い込むほどに高くなっていきます。

プレイリストはほかのユーザーに向けて公開できる

プレイリスト作成はお気に入りの楽曲の再生ページなどにある「…」アイコンをタップすると現れるメニューから「プレイリストに追加」を選びます。作成したプレイリストは「My Library」に保存され、いつでも再生したり、新しく見つけた楽曲も追加できます。


プレイリストを他のSpotifyユーザーも使えるように「公開」することも簡単にできます。また友達にメッセージアプリやTwitterで「シェア」すると、相手がSpotifyユーザーなら好みのプレイリストや楽曲を贈って聴いてもらうことも可能です。中高生の頃、クラスの女子に好きな音楽を詰めたカセットテープをプレゼントした時の甘い思い出が蘇ります。

Spotifyにない曲をiPhoneからインポート

Spotifyのアーカイブでは見つからないけれど、CDから取り込んでiPhoneに保存している楽曲があれば、「ミュージック」アプリからSpotifyにインポートして聴ける機能もあります。

ホーム画面右上の歯車アイコンをタップ、メニューに並ぶ「My Musicのインポート」を選択するとiPhoneに保存されている楽曲が表示されます。インポートした楽曲はSpotifyの「My Library」>「ソング」の中に並んでいます。

データ節約モードで「ギガ不足」を防止

その他のSpotifyの便利機能については、屋外リスニングに役立つ「データ節約モード」があります。ホーム画面右上の歯車アイコンをタップして、表示されるメニューのトップにあります。

オンにするとデータ消費量を抑えるために「低音質」に切り替わります。無料のSpotifyフリーでは積極的に使いたい機能ですが、音質が明らかに良くないので、有料プランのユーザーには高音質でダウンロードして聴く方法をおすすめします。

海外利用やShazamとの連携も

音楽配信サービスの中には日本国内でユーザー登録、利用を開始した後に、スマホやタブレットを海外に持ち出している間は使えなくなるものがありますが、Spotifyなら最長14日間はアカウントを登録した国以外で使えます。端末にダウンロードしておけば、飛行機の旅の時にフライトモードに切り替えた後も音楽再生が楽しめます。

ほかにも音楽認識アプリのShazamやSoundHoundをSpotifyに連携しておくと、カフェなどで気になる楽曲が流れたら、Shazamで聞き取ってSpotifyで探す・登録するといったアプリ連携が可能です。

このように多くのハードウェアやサービスと連携していることも、世界中で約2億人のユーザーがSpotifyを愛用する理由のひとつなのかもしれません。もしもこれから初めて音楽配信サービスを使ってみるのであれば、まず最初にSpotifyを体験してこれを“お手本”にして、ほかのサービスと比較しながら自分の期待に合致しているかを検討してみると良いと思います。

山本敦

最終更新:4/22(月) 13:06
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