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組み込みLinuxとRTOS「ThreadX」を1個のSoC上で共存「IoT化のニーズ取り込む」

4/15(月) 6:45配信

MONOist

 サイバートラストは、「第22回 組込みシステム開発技術展(ESEC2019)」(2019年4月10~12日、東京ビッグサイト)のグレープシステムブースにおいて、組み込みLinuxとリアルタイムOS(RTOS)を1個のプロセッサ上で連携動作させるデモを披露した。

 このデモでは、ザイリンクスのプログラマブルSoC「ZYNQ MPSoC」のボード上で、サイバートラストのマルチOSソリューション「EMDuo」を使って、組み込みLinuxのシステムとRTOSのシステムを同時に動作させていた。組み込みLinuxは、CIP(Civil Infrastructure Platform)ベースで最長15年間の長期保守が可能な「EMLinux」を、RTOSはグレープシステムが提供する米国Express Logicの「ThreadX」を用いている。

 実際に、EMLinux側からThreadX側にテキストを送信すると、ThreadX側はそのテキストを受信した上で、受信したことをEMLinux側にフィードバックする。「さまざまな製品のIoT(モノのインターネット)化が進むことで、RTOSで制御していた機器に、リッチな操作画面や通信といった組み込みLinuxで制御したい機能を追加する事例が増えている。その一方で、搭載するプロセッサは1個に留めたい。EMDuoにより、そういったニーズを取り込みたい」(サイバートラストの説明員)という。

 なお、サイバートラストとグレープシステムは2019年4月10日、EMDuoを使ってEMLinuxとThreadXの共存を推進するための協業を発表している。この協業の中では、ルネサス エレクトロニクスの産業機器向けプロセッサ「RZ/G2E」を活用する方針である。

 EMDuoは2019年秋ごろのリリースを予定している。対応RTOSとしては、ThreadXの他に、イー・フォースの「μC3」にも対応する。「これらの他、顧客の要望に合わせて対応を広げていきたい」(同説明員)としている。

MONOist

最終更新:4/15(月) 6:45
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