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葉山「阿部倉山の森保全の会」、さくら功労者として表彰 葉山町初 /神奈川

4/15(月) 13:28配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 葉山町北部に位置する阿部倉山(標高161メートル)の森林活動の一環として桜の保全、植樹活動をする「阿部倉山の森保全の会」が日本さくらの会(東京都千代田区)より「さくら功労者」として表彰を受けた。4月10日に憲政記念館で授賞式があり、12日、山梨崇仁町長に報告した。(逗子葉山経済新聞)

阿部倉山(提供=阿部倉山の森保全の会)

 日本さくらの会は1964(昭和39)年、日本の花としての桜の愛護、保存、育成、普及等を目的に、超党派の国会議員有志により設立された。同会によると、設立当時、東京オリンピック開催や国土整備事業により急激な開発や公害などの影響で、全国的に桜が衰退し、その復興が急務となっていたという。設立以来、桜の植樹や名所の保全、桜を通じての国際親善活動などを行っている。

 「平成31年度さくら功労者」は全国から個人12、団体34が表彰された。葉山町で初受賞となった「阿部倉山の森保全の会」は森林・山村多面的機能発揮対策交付金からの支援を受け、2015年から森林整備を始めた。1年目の整備面積は約1万3000ヘクタール、2年目は約1万6000ヘクタール広げた。雑草木の刈り払いや危険な倒木の除去、作業路作りから始まり、昨年から毎年2月にヤマザクラ50本、ソメイヨシノ50本を植樹している。

 会を立ち上げた地主の一人、荒井直彦さんは「保安林ということもあり、自分たちでなかなか手を付けられないでいたが、先祖から引き継いだ山を守りたいと思い、地主の一人である親戚に相談した」と話す。会のメンバーは森林所有者の兄弟や友人知人、近隣住民で構成され、現在15人。

 活動を当初から見守ってきた山梨町長は「危険な山道だったので、本当に整備ができるのだろうかと思ったほどだったが、やり切ってくださった。海だけではない葉山の山の魅力づくりをしていただいた」と感謝の言葉でねぎらった。

 同会によると、「逗葉新道」という交通の要所に面していることから、登山者だけでなく、行き交う車からも見上げられる桜の名所になることを期待し、植樹は今後も続けていく予定という。

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