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AmazonのFireタブレットをスマートディスプレイとして使ってみた

4/15(月) 12:00配信

ITmedia PC USER

 Amazonの10.1型タブレット「Fire HD 10」が、この度アップデートによって「Showモード」に正式対応した。これはFire HD 10を、画面付きのスマートスピーカーとして使える機能だ。海外ではいち早く導入されていたこの機能が、ようやく日本語アカウントでも利用できるようになった。

【写真】スマートディスプレイ「Echo Show」との比較

 自宅内で場所を取るスマートディスプレイ「Echo Show」を購入しなくても、同等の機能が画面のサイズが大きいFireタブレットで使えるようになるなら、こんなに便利なことはない訳だが、実際の使い勝手はどうなのだろうか。ざっと試用してみたので、ファーストインプレッションをお届けする。

Showモードはアップデートで自動的に適用

 Showモードはアプリではなく、システムソフトウェアの一部として提供されるため、Fire HD 10でソフトウェアアップデートを実行すると自動的に導入される。再起動の完了後に、Alexaを有効にするか否かを尋ねられるので、有効を選択すれば準備完了だ。ちなみに対応するFire OSのバージョンは「5.6.4.0」以降となる。

 以降は、ホーム画面上で上から下へとスワイプさせることで表示できる通知領域の中に、「Alexaハンズフリー」というアイコンが表示されるとともに、その左下にShowモードへ切り替えるトグルスイッチが表示されるようになる。また、設定画面にも「Alexa」という項目が追加される。

 さて、まず知っておきたいのは、Fire HD 10でAlexaが使えるといっても、実際にはハンズフリーモードとShowモード、2つのモードが存在していることだ。この2つはどう違うのだろうか。どう使い分けるべきなのだろうか。

「ハンズフリーモード」と「Showモード」の違いとは

 最初に、ハンズフリーモードを試してみよう。前述の通知領域で「Alexaハンズフリー」を有効にしておくと、「アレクサ」というこちらからの呼びかけに、Fireが応答するようになる。

 ホームボタンを押さず、呼びかけだけで反応するのが、ハンズフリーモードという呼び名の由来だ。ちなみにこのモードは通常のFire HD 10の画面上で実行され、タブレットとして使っている従来の画面との違いは特にない。

 例えば、「アレクサ、週間天気予報を教えて」と尋ねると、画面にその詳細を表示するとともに、音声でも回答してくれる。この他、タイマー機能や音楽再生、さらにはスマートリモコンと連携しての家電製品の操作に至るまで、Echo Showと(ほぼ)同様の操作が行える。

 秀逸なのは、この操作はホームボタンを押さないだけでなく、Fire本体の画面がスリープ状態でも反応することだ。わざわざ、電源ボタンを押してスリープ状態から復帰させる必要がないのは大変便利だ。

 では、もう1つの「Showモード」はどんな動作をするのだろうか。通知領域もしくは設定画面から「Showモード」をオンにすると、Echo Showとそっくりの画面がホーム画面として表示されるようになる。つまり、タブレットからAlexaを呼び出すのではなく、常時Alexaデバイスとしてふるまう形になるわけだ。

 その後、音声で尋ねることで、詳細な情報を音声および画面で表示してくれるが、前述のハンズフリーモードとの違いは大きく分けて2つ。1つは、画面に表示される文字のサイズが大きいことだ。

 このモードはEcho Showなどと同じく、やや離れたところからでも画面が見えることを想定した設計になっている。そのため、文字サイズを大きくし、視認性を高めているという訳だ。手に持って使うのではなく、スタンドなどに立て掛けて使うことを考えれば、なるほどこうなるのだろうと納得する。

 もう1つは、Alexaとのやりとりが終わったあとの挙動だ。ハンズフリーモードであればFireのホーム画面に戻るか消灯する形になるが、このShowモードではニュースや話題などのコンテンツがローテーション表示され、画面が消灯しない(ケーブルが接続されたままであることが前提だが)。

 従って、何らかの情報を常時表示しておきたい人にはShowモードが向いているが、これらが視界に常時入ると煩わしいと感じる場合は、ハンズフリーモードにとどめておいた方がよいだろう。

 ただし、ハンズフリーモードの場合、画面が消灯していると、それがスリープ状態なのか、あるいは電源オフなのか、目視では区別できない。いざという時に使えない可能性があることは、念頭に置いておくべきだろう。

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最終更新:4/15(月) 12:00
ITmedia PC USER

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