ここから本文です

TBSラジオの新番組『ACTION』初回放送に密着 24年ぶり改編“夕方ワイド枠”のカラー

4/15(月) 13:00配信

オリコン

 1995年4月に始まったTBSラジオの夕方ワイドの帯番組『荒川強啓デイ・キャッチ!』(月~金 後3:30~5:50)の後番組として、1日よりスタートした新番組『ACTION』(月~金 後3:30~5:30)。パーソナリティーは日替わりで、月曜から順に脚本家の宮藤官九郎、クリープハイプの尾崎世界観、Creepy NutsのDJ松永、作家の羽田圭介氏、ライターの武田砂鉄氏が務め、アシスタントは、元秋田放送アナウンサーで現在はフリーで活動している幸坂理加が月曜から金曜までを担当する同番組。どのような雰囲気でスタートするかを探るべく、生放送のスタジオに潜入した。

【写真】宮藤官九郎、羽田圭介らが出席した新番組の会見

 番組スタートの直前、スタッフが「宮藤さん、『たまむすび』終わりでそのまますぐにスタジオに入るので、扉開けておきます」と声かけ。その言葉通り、ほどなくして宮藤が軽快にスタジオに入ってきて「よろしくお願いします」と笑顔を浮かべたのもつかの間、記念すべき初回放送が始まった。「これまでは、けっこうラジオで自由ばっかりやってきましたけど、今回はラジオラジオしたラジオだと思うので、不安もありますけど、きょうからスタートということで」と新たな挑戦への思いを口に。「僕以外のみなさんは、これからの方ですけど、僕だけ次世代じゃなくて“今世代”って感じですね」と笑わせた。

 最初のパートが終わり「緊張しますね、大丈夫かな」とブースの外にいるスタッフを見ながら話をしていた宮藤だったが、幸坂アナとの相性もぴったり。世の中で起こっているニュースを紹介するコーナー「TODAY’S ACTION」では、映画『ボヘミアン・ラプソディ』の中国での上映をめぐって、一部編集されているというニュースに注目。「えー」と戸惑いの声を上げながらも、表現の自由と規制をめぐる問題について「それ(さまざまな声への配慮)を面倒くさいと思ったらいけないし、どっちにも気を遣いながらいいものが作れたら」と持論を展開した。

 番組の記者会見時にも楽しみにしていた「はぴねすくらぶラジオショッピング」のコーナーでは、値段を聞いて「えーそんなに安いんですか! これ、ウソじゃなくて本当に思っていますからね」とコメント。本人にとっても新鮮な体験になったようで、時間を惜しみながらコーナーを終える姿は印象的だった。時間が経つにつれて、少しずつ感覚をつかんできたという宮藤だったが、スタジオの外を眺めながら「こういう日の経ち方をするんですね。しゃべりはこんなんですよ。これ以上、落ち着かないですから」と笑顔で呼びかけた。

 ゲストコーナーのテーマは「みなさんの愚痴を聞きます」で、自身が今後やってみたいこととして「海外でウケたい」「カップ麺の一番いい感じを見つけたい」などを挙げるなど、少しずつ宮藤の色もかいま見える初回となったが、放送中にイヤホン越しにスタッフからきた指示に、思わずマイクがオンエアにのった状態で「わかりました」と答えるといった初回ならではのミスもご愛嬌。あっという間に過ぎた2時間を終えて、ブースの外にいるスタッフに目をやると「みなさん、立ってますね(笑)。これからやっていかないと」と意気込み。その場で、各コーナーの確認と来週の放送について軽く打ち合わせを行うと、スタジオを後にした。

 そこから1週間が経ち、迎えた2回目の放送。冒頭で「もう2週目ですね。僕まだ2回目なんですよ」と幸坂アナに呼びかけた宮藤は「僕、仕事しながらざっくりですけど(ほかの曜日も)聞かせていただきまして、気になってしょうがなかったです」と告白。「どこに正解があるんだろうと思っていたんですけど、なかったですね(笑)。個性が強すぎて。羽田(圭介)さんの曲もすごかった」と各曜日の印象を語っていた。番組が始まる前に行ったインタビューで、宮藤がこのように話していたことを思い出す。

 「昼間は基本的に集中したい時以外は、ラジオをつけたまま仕事をしているので、本当に『デイ・キャッチ!』のニュースクリップを聞きながら日が落ちていく中で『あぁーきょうも終わるな』っていうのが、けっこういい時間だったんですけどね。その代わりになるといいなと。今まで『デイ・キャッチ!』を聞いていた人たちが、引き続き楽しめるようなことを、自分が柄にもなくやるということが新鮮なのかなと思うと、今までみたいにガンガン自分の色に染めない方がいいかなとは考えています。早く打ち解けたいですね。その時間にしゃべることも含めて、番組のカラーが出たらいいなと思っています」。

 『デイ・キャッチ』以来、24年ぶりの改編となった今回。これまでとは違ったアプローチで、世の中で起こっている出来事に対して、能動的に行動を起こしていこうという番組のテーマは色濃く打ち出されている。それと並行して、それぞれのパーソナリティーが持つ強烈な個性と“夕方ワイドラジオの顔”としての魅力は、これからますます引き出されていきそうだ。

最終更新:5/11(土) 23:25
オリコン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事