ここから本文です

松坂桃李「30歳になったのでいろんなことを乗り越えていきたい」

4/15(月) 11:30配信

サンケイスポーツ

 俳優デビュー10年を迎えた松坂桃李(30)が連ドラで純粋なラブストーリーに初挑戦するカンテレ・フジテレビ系「パーフェクトワールド」(火曜後9・0、16日スタートで初回20分拡大)。

 車いすに乗った建築士の主人公、鮎川樹を演じるが、生涯一人で生きていくと決めていた樹が、高校の同級生、川奈つぐみ(山本美月)と再会し心を通わせていく純愛物語である。

 ひかれ合う2人の前には親の反対、恋敵の出現、病気やケガなど多くの問題が立ちはだかる。大きな壁をどう乗り越えていくのか。

 「できれば平和に生きたいけど、年齢が上がってくると現実と向き合わなければいけないことがたくさん出てくる。自分も30歳になったのでいろんなことを乗り越えていきたい」

 自身の現在を重ね合わせながら、主人公の樹へ思いをはせる。

 樹は高校時代、バスケットボール部のエースだったが、大学3年のときの事故で脊髄に損傷を負い下半身不随になった。夢であった建築士もあきらめかけたが、多くの人たちの支えを受け、苦難を乗り越え、建築士となった。

 「一人ではできない。誰かに支えられながら乗り越えていくのが今までの自分でもあった」

 そして、過去に樹木希林さんからもらった言葉を思い出すという。

 『謙虚に人の世話になれ』

 人は誰かに支えられていることを今回のドラマを通して改めて実感しているようだ。

 撮影前から車いすの練習をスタートさせ、乗ってみて分かることが多々あったという。

 「ものが取れないし、明らかに目線をはじめ世界が違うと座った瞬間分かった。スロープはありがたいな、と思うし」

 そんな時期、テレビを何気なく見ていたら小籔千豊(吉本新喜劇座長)が車いすの人に声をかける絵が映し出された。小籔はこう言っていたという。

 『何かお手伝いしましょうか。でも僕に何ができるのか分からないので教えてもらっていいですか』

 「できないことを分かろうとする。気遣いうんぬんではなく、お互いの歩み寄り、心のバリアフリーですか? 気遣い以前に何かがある…すてきな話だなと思った」

 そんなエピソードも今の松坂には財産になっていく。

 「気遣いって難しい。気を遣われなくてもイラッとするし、気を遣われすぎてもイラッとする。人によるでしょうが。だから歩み寄ろうとするんでしょうけどね」

 映画「孤狼の血」で「第42回日本アカデミー賞」最優秀助演男優賞を受賞し、俳優として脂が乗ってきた松坂。取材のときも「うん、うん」とうなずきながら質問者の話を真摯に聞き、受け答えも丁寧。咀嚼力が高く、語彙も豊富だ。

 初共演の山本から「背は高いし、絵本に出てくるような王子さま」と絶賛され、照れながらも改めて「本当に純粋なラブストーリーとして、特に働いているカップルに見てもらいたいドラマ」と松坂。30代、今後がますます楽しみな俳優であることは間違いない。

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事