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鹿児島のローカルアイスが全国でファンを獲得するまで

4/15(月) 18:11配信

メシ通

「南国白くま」をご存知ですか?

パッケージに描かれた白熊印でおなじみ、練乳やフルーツをトッピングしたかき氷です。スーパーやコンビニで買ったことがある方も多いのでは。これ、元は鹿児島県の代表的なローカルアイス。当地ではソウルフード的存在なんです。

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その証拠に…… 鹿児島発「南国白くま」だけでも、19種類!!! かごんま民、どんだけ好きなんだよ……だって夏の鹿児島に来てみてくださいよ。「南国白くま」を扱っていないスーパーやコンビニを見つけるのが難しいくらいなんですから。

だからこそ、この「南国白くま」が全国区になってくれているのが本当に嬉しくて。鹿児島以外のメーカーを含めると、かなりの種類の「氷白熊」※が全国展開しています!!!

そして鹿児島人のソウルアイスである「氷白熊」を初めて工業的に製品化したのが鹿児島のセイカ食品。今回、そのルーツや展開について伺ってみたところ、地元民ですらあまりよく知らないことばっかりだったので、夏が来る前にアイス大好きな方々に共有したくお伝えしようと思います。

※「白くま」と呼ぶ人が多いかと思いますが、この記事では一般名称を「氷白熊」と致します。ちなみに「南国白くま」は商品名です。

名前のルーツは「練乳の缶が白熊印だったから」

2017年にできたばかりのアイス工場へやって来ました。鹿児島県日置市にあります。迎えてくださったのは、乳業本部の眞戸原(まとはら)さん(写真左)と、研究開発室の時任さん(右)。さっそくそのルーツについて聞いてみることに。

──鹿児島ではすっかり夏の定番アイスになっている「氷白熊」ですが、そもそもいつから始まったのでしょう?

眞戸原さん(以下敬称略):諸説あるのですが、昭和7、8年頃、鹿児島市の西田本通りにあった綿屋さんが夏の副業としてかき氷店を営んでおり、そこの新メニューとして登場したのが始まりと捉えています。

ミゾレ5銭、いちご蜜7銭、氷白熊12銭。氷白熊は他のかき氷メニューと比べてとても贅沢なものだったようです。かき氷にパイナップルやバナナ、寒天、豆が載せられた上からたっぷりと練乳がかけられており、夢のようにおいしかったのだとか。その後、いろんな飲食店で氷白熊が登場するようになり鹿児島の夏を彩る風物詩のような存在になりました。

──氷白熊が誕生したのは戦前だったのですね。名前の由来はどこから来たのでしょう?

眞戸原:綿屋さんで、かき氷にかけた練乳の缶に白熊印のラベルが貼ってあったそうです。それをそのまま名前にもらったと聞いています。

──意外とざっくりというか、南国らしい大らかな決め方でいいですね! 練乳+かき氷で白いから? とか、かき氷だから北極を意識しているのかなとか、勝手に思っていました。

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最終更新:4/15(月) 18:11
メシ通

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