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遺産相続で受け取った数千万円。どう活用すれば良い?

4/15(月) 7:30配信

Sodan[ソダン]

突然訪れた遺産相続。せっかく親が残してくれた遺産だからこそ、大切に使いたいものですよね。そこで今回は、遺産相続によって数千万円単位のお金を受け取ったら、どのように活用すれば良いのか?について、ファイナンシャルプランナーの平原直樹(所属:ブロードマインド株式会社)が解説いたします。今回は、下記の前提のもと話をすすめていきたいと思います。

【前提】------------------
・家族構成:会社員の夫 50歳、パート勤めの妻 45歳、子ども2人 15歳(中3)・12歳(小6)
・住居区分:持ち家(住宅ローン残あり)
・遺産相続の内容:妻側の親が死去したことによる預金2,000万円(非課税対象とする)
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■相続財産(遺産)の使い道として適切でないもの

ご両親からの遺産相続によって、突然振り込まれた多額の預金。その使い道はどのように考えるべきなのでしょうか?

一番大事なことは、親に対して感謝の気持ちが残る使い道を選択するということです。そういう意味でいうと、まず絶対に避けてほしいのは日々の生活費に回してしまうことです。「気がついたら使い切ってしまっていた……」ということにならないようにしましょう。

また、住宅ローンの繰り上げ返済もあまりおすすめできません。たしかに、住宅ローンが減れば家計としては助かります。しかし、お子さま達(ご両親からみた孫)が、住宅ローンの繰り上げ返済に相続財産(遺産)を回したからといって、亡くなったご両親(お子さま達からみた祖父母)に感謝するでしょうか?

やはり、ご家族全員がご両親からの遺産に感謝できるような使い道を選ぶようにしましょうね。

■これから必要になるお金のリストアップをしよう

では、相続財産(遺産)の使い道を決めるにあたって、何から行えば良いのでしょうか?

最初にするべきことは、ご家族にとってこれから必要になるお金をリストアップしてみることです。その際には、必ず時系列になるようリストアップすることをおすすめします。そのうえで、親からの遺産を何に使うのかを考えるとスムーズでしょう。

今回のご家族の場合、直近で必要になるのは「子どもたちの学費」です。仮に、お子さまが私立の学校に通うのであれば、大きな出費が発生することになるでしょう。お子さまは、ご両親にとっては孫にあたる大切な存在ですよね。そう考えると、孫の教育費に回すというのは1つの使い道といえるかもしれません。

しかしながら、筆者個人としては、子どもの教育費に相続財産(遺産)を回すのは少々考えものだと思っています。というのも、本来子どもの教育費は親として準備しておくべき費用ですよね。そのため遺産云々をあてにせず、自分達の資産から出すべきだと思うのです。

それを踏まえて、一時的に家計が厳しい状況のときに、もしお子さまがそれなりにお金がかかる海外留学等を強く望んだ場合、“子どもの望みを叶えられる”ということで考えると理想的な使い道といえるでしょう。また、まだお子さまが小さければ習い事や必要な備品などにあてても良いでしょう。

その他、ご自身の老後の費用のためなど、先々必要になった場合に備えて残しておくというのも有力な選択肢かと思います。後述しますが、その際はただ銀行などに預けておくのではなく、金融商品を上手く活用し殖やすことを考えても良いかもしれませんね。

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最終更新:4/15(月) 7:30
Sodan[ソダン]

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