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エクセルで管理?”社員の動き”を変えるだけで会社はもっと改善する

4/15(月) 8:00配信

テレ東プラス

職場を劇的に改善させるコツは「人の動き」を見ること

――野添さんは、担当する会社の改善点をどのように見つけていくのですか? すぐに見つかるものなのでしょうか?

「担当する際は、まず社長に会社内を2時間くらい案内してもらいますが、それだけで直すべき点はたくさん見つかります。コツは、モノでなく、“人の動き“を見ることです。気になる動きがあって、その人がなぜ今動いたんだろうと考えると、実は要らない動きだったりする。
例えば手作業が多い会社では、労働時間が10あるとして、そのうち製造作業に従事しているのはせいぜい5割で、あとの5割は持ち運びや移動に費やしている。しかも帰りは手ぶらです。それなら持ち運ばなくていいように改善すれば、製造作業に6、7割従事できるようになります。全従業員が6割以上の時間を実際の生産作業に使っている会社は、おそらく儲かっていると思います」

――これは工場に限らず、様々なジャンルの企業にも当てはまりそうですね。その他、劇的に改善したケースはありますか?

「私は会社組織には入り込まないTAMなので、ずっと付きっきりで手当てをするのではなく、自分たちでできる改善法をキーマンとなる社員に教える療法を施しています。例えば昼休憩が終わって、始業チャイムが鳴ってからおもむろに動き出すのと、始業チャイムが鳴る時、すでに持ち場にいるのとでは、積み重なれば生産高にも大きな差が出ます。まずは、こうした仕事に対するマナーを改善させます。

ある生産ラインの一工程の設備を請け負っている企業がありまして、納品した設備の不具合で何度も手直しに行かねばならず、作る商品が軒並み赤字だったんです。そこで、工程ごとに管理ができるように、エクセルで管理表を作る方法を教えました。すると、半年くらいで自然と赤字物件が激減したのです。前の担当者がお金を使い過ぎたから次は節約しようというように、管理表を見ることで社員それぞれが意識するようになって...。それまでは『銀行にどうやってお金返そう』と言っていた会社が、『こんな多額の税金、どうやって納めよう』というまでに変わりました(笑)。この会社に私が教えたのは決して大それたことじゃなく、たった一つのエクセル表。それ一つで、こんなにも変わってしまうものなんですよ」

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最終更新:4/15(月) 8:00
テレ東プラス

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