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本田圭佑元マネージャーが資金ショートで謝罪、バスケ王国福岡で何が起きているのか。

4/15(月) 18:31配信

VICTORY

男子日本代表が44年ぶりの五輪出場を決め、活気づくバスケットボール界に衝撃的なニュースが飛び込んだ。Bリーグ1部(B1)、ライジングゼファー福岡の経営危機が9日に発覚。今期末にあたる6月末までに運転資金が1億8000万円も不足する見通しで、来季のB1参戦資格を失ったばかりかB2やB3にすら残れない可能性が出てきた。小、中、高校の強豪チームが多く「バスケ王国」を自負する福岡で何が起きているのか。

変えられなかったオーナーへの依存体質

福岡は昨季B2(2部)で優勝し、B1に初昇格。3億5000円だった予算を5億4000万円まで増やして臨んだものの、広告料や入場料などによる収入は2億8000万円にとどまった。元々不足分は昨年7月にクラブの株式を取得してオーナーとなった「餃子計画」(本社・大阪)が広告費として補填するつもりだったが、最近になって同社の資金調達が難しくなり、クラブに入金されなくなったという。このためBリーグが施設や財務などを基準に資格審査して交付する来季のクラブライセンスについて、B1のライセンスは不交付と判定。B2ライセンスも停止条件付きの交付で、29日までに1億8000万円を確保するめどが立たなければB3降格やリーグ自体から退会させられる可能性がある。

かつてサッカー元日本代表・本田圭佑のマネージャーを務めた福岡の神田康範社長は9日の会見で「広告料収入も伸びず、オーナーへの依存体質を変えられなかった。私の責任」と謝罪した。神田社長はオーナーからの支援をセーフティーネットにしつつ、広告料や入場料などを伸ばすことで依存体質からの脱却を目指していた。昇格効果もあって入場料収入は4000万円だった昨季の2倍以上となる9000万円に増加し、目標値(7500万円)を突破。一方で1億8000万円と見込んでいた広告料収入は5500万円も下回り、グッズ販売やスクール事業の増収分でも穴埋めできなかった。福岡県出身で知名度が高い「ホリエモン」こと堀江貴文氏が昨年6月に社外取締役に就き、全国的には営業先の反応は上々だったという。しかし地元財界からの視線は厳しく「スポンサー数は増えても金額は伸びなかった」と神田社長。次第に資金繰りに時間を取られるようになり、マネージャー時代に築いた人脈を駆使するトップセールスも行えなくなった。

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最終更新:4/15(月) 18:31
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