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生き恥をさらした...パプアで多くの命を救った日本人の壮絶人生

4/15(月) 21:00配信

テレ東プラス

パプアニューギニアで尊敬される日本人

今回は、パプアニューギニアで多くの命を救い、「ビッグマン」と呼ばれる日本人男性にスポットを当てる。惜しまれながら92歳でこの世を去った彼を、番組では生前に取材していた。英雄と称される一方で「生き恥をさらした」と語る、その波瀾万丈の人生とは?

パプアニューギニアは日本の真南にある、太平洋に浮かぶ島国。800を越える部族が存在し、大自然の中で昔ながらの生活を続ける人々も多く、地球最後の秘境の国とも言われている。

今回探す日本人が住むウエワクは、首都ポートモレスビーから約770キロ離れた辺境の町。まずはウエワクで、有名な日本人について聞き込みを始めると、誰もが「ビッグマン」と口を揃える。パプアでは、尊敬に値する人を「ビッグマン」と呼ぶのだという。

さらに聞き込みを続け、日本人のお宅を発見。警備員に「ビッグマンに会いたい」と取り次いでもらい、現れたのは川畑静さん(当時91歳)。川畑さんはパプアに移住して33年。住まいは、自身がオーナーを務めるニューウエワクホテルの一角だ。

川畑さんの生活に密着

午前10時。川畑さんの一日は、朝食から始まる。この日は好物の焼きおにぎりと、日本で買った梅干し。「日本に次行ったら、水木さんのお墓参りせなあかんな」

『ゲゲゲの鬼太郎』で知られる水木しげるさんとは旧知の仲。実は水木さん、生前は何度もニューウエワクホテルを訪れ、「ウエワクの帝国ホテル」と呼んで気に入っていたのだ。

川畑さんが移住したのは33年前だが、ニューウエワクホテルは50年以上続く老舗。30人の従業員は皆、貧困から抜け出すきっかけを作ってくれた川畑さんに感謝している。

「他人の作った借金があるこのホテルを立て直したの」と教えてくれたのは、川畑さんの娘・ミハルさん(29歳)。当時のお金で5000万円、現在の金額にして1億円の借金を肩代わりした川畑さんは、時には宿泊客の残り物を食事にして、運転手兼コック兼案内人として働き、20年かけて完済したのだ。

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最終更新:4/15(月) 21:00
テレ東プラス

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