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ラストアイドル、歩く芸術・初主演映画で得たもの 成長の証「大人サバイバー」:インタビュー

4/15(月) 18:31配信

MusicVoice

 歩く芸術に挑み話題を呼んだラストアイドルが、総勢52人全員で初歌唱したシングル「大人サバイバー」が17日に発売される。日本体育大学名誉教授でもある清原伸彦氏指導のもと約3カ月わたり訓練してきた。その成果を先日、とどろきアリーナで開催された「B.LEAGUE」川崎―北海道戦で披露。統率の取れた規律性のある行進パフォーマンスを見せ、大歓声を浴びた。表題曲は、その過程を通じて得た団結力によって更にパフォーマンス力に磨きがかかったなかで挑んだ楽曲で、今作を機に「再出発したい」とも意気込む意欲作だ。今回はセンターを務める阿部菜々実、歩く芸術で指揮を執った間島和奏、グループの柱と言ってもいい長月翠、そして2期生から畑美紗起、篠田萌に招き、歩く芸術の舞台裏や葛藤、更には初主演映画『がっこうぐらし!』などで得たものを聞いた。【取材・撮影=木村陽仁】

畑美紗起・篠田萌、デビュー間もなく迎えた試練

――歩く芸術の集大成として「とどろきアリーナ」で披露されました。振り返っていかがでしたか?

畑美紗起 最初に団体行動をやるというお話を聞いたときは、まさかの出来事だったので自信がなかったし、あまりやりたくなかったんですけど、今はやって凄く良かったと思っています。合宿を通して色々学んだことがたくさんありました。メンバーとの距離も凄く近くなったし、1期生さんともたくさん話せるようになったし。集中力や、みんなで一つのことを達成させるということで気持ちが引き締まったりすることができたので、達成感が凄くあります。

篠田萌 私もこのお話を最初に聞いたときは反対派で、2期生は去年12月にデビューしたので、すぐに団体行動をやるということになって。思い描いていたアイドル活動とは全然違っていたし、これで大丈夫なのかなという不安が大きかったです。でも実際やってみると、団体行動の合宿をしたことによって、お風呂が一緒になったり食事を一緒にしたりとか…そういう部分でメンバーとコミュニケーションが取れて、知らなかった一面を知ることができました。それこそ距離が縮まったかなと思います。そのことによってこれからの作品が素敵なものになっていくといいなと思います。

長月翠 私も、終わる一週間前くらいまでは「本番成功するのかな?」と思ったし、何より自分がやろうという気持ちになかなかなれなかった。凄く不安でどうしようと思って。最後の3日間の詰めで凄く変わったというか、監督が褒めてくれるようになったり、雰囲気が全然変わったんです。「これで大丈夫だ」と思えたし。やり終わった後や手前でダンスの練習をしているときも、たとえ10時間のレッスンがあっても、「みんな集中するところは集中する」って、気持ちを一つにできるようになったり、集中力が高まったと感じているので、4カ月やって無駄じゃなかったんだなということが目に見えてわかりました。やって良かったなと思います。

間島和奏 第一に、噛まないで進んでよかったなと(笑)。滑舌が悪い方で練習でもけっこう噛んだりとか、セリフを間違えたりしていて。だから自分としてはそこが一番安心しました。自分はけっこう最初から前向きな方だったんです。終わった後に、自分が想像していた以上に52人がみんなで「やったね!」と言えて、みんなで泣いて笑えたのが大きかったと思います。

阿部菜々実 私も最初からけっこう嫌で、本番が終わるまで「これをやって意味があるのかな?」とか、直前までマイナスな気持ちだったんですけど、終わってみなきゃわからないことってあるなと思いました。何よりも52人の絆が深まったなと思っています。今まで団体行動をするまでは、52人で同じお仕事で集まることはほとんどなくて、これがなかったら今でもバラバラな気持ちだったし、全然仲良くなかったと思うし…だからこれをやったことで、たくさん成長できた部分があったので、やって良かったなという気持ちです。

――清原監督がTVのなかで「これが終わった後に個人個人が活動したときに負けないように」と話していましたが、それはどのように受け止めていますか?

長月翠 心が折れないというか、何回失敗しても挑もうという気持ちが団体行動の練習中に芽生えました。一人になったときに失敗して「もういいや」となると思うんですけど、そうならずに、何回でも挑戦できるようになるんじゃないかなと思います。

――TVで、2期生の葛藤がみられる部分がありましたが、先ほど「折れない心、負けない心」とありました。2期生としてはどうでしょうか?

篠田萌 私はその心がついたかなと感じています。今まではぶつかったら「嫌だな」という風になったんです。でもそれもやらなければいけないしということで、自分のなかでも「こんな気持ちでやってちゃいけないな」というのはあったんですけど、団体行動をやってみて、最初は反対だったけどやってみると良い部分もたくさんあると知れたし、お仕事に対する気持ちの持ち方がちょっとずつ変わったかなと思います。前向きに取り組もうと。

――こういった仕事は完璧を求められるから、そうしたことへの恐怖心や度胸もついた?

篠田萌 そうですね。やっぱりまだ失敗してしまうことも多いんですけど、ひとつひとつのお仕事に対して「こうしていこう、ああしていこう」と、凄く考えるようになりました。

畑美紗起 私はもとから度胸はある方だと思うんですけど、今回は忍耐力がついたと思っています。

――忍耐力は大事ですよね。長月さん忍耐力ありますよね。

長月翠 今までアルバイトとかをしたときに、接客業とかで10時間立ちっぱなしとかあるじゃないですか? そのときズルしてたんですよ(笑)。トイレに行く回数を増やしたりとか、そこで10分こもってたりとか。嫌なことがあったら逃げるし、足が痛くなったら座るみたいな感じで。ここで一気に逃げられないんだなと感じたときに、以外と自分は我慢強いんだなと気付きました。メチャクチャ人に甘えるということも許されなかったから、それをしなくてもそういう場で生きられるようになりました。今までしていたズルをやめることができました。

――メンタル面は何事においても重要なので、良い経験になりましたね。阿部さんはいかがでしたか?

阿部菜々実 私は背が高い方だし、その方が有利というか、だから私はつらいとか言わないように耐えようと思って。怪我もなく無事に終えることができたなと思いますけど、部活などもしてこなかったし、そういう運動をあまりしてこなかったので、こういう機会をもらって体力もついたと思います。みんなで心を一つにするということを一番学びました。

――足が長い分、歩幅で有利ということですよね。マメができたりしませんでしたか?

畑美紗起 マメはできなかったけど、靴ずれはけっこう…。

長月翠 かかとは血まみれでした! でもみんな気付かないんですよ。

――気付かないのは相当ですね。それだけ集中していた、ということですね。

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最終更新:4/15(月) 18:31
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