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業界初 麦茶の濃縮缶 サントリー、2つの課題に着目

4/15(月) 16:40配信

食品新聞

サントリー食品インターナショナルは業界初となる缶容器入り濃縮タイプ麦茶を16日に新発売する。商品名は「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶 濃縮タイプ」(180g缶)。1缶を水に注ぐだけで好みの濃さに合わせて1~2Lの麦茶が10秒で簡単につくれる。

麦茶飲料は緑茶飲料などと比べて大型ペットボトル(PET)の比率が高いのが特長。同社調べによると麦茶市場は大型PETとティーバッグの併用層が6割を占め、今回の濃縮缶はこの層に向けて開発された。

11日都内で発表した五十嵐享子食品事業本部ブランド開発事業部部長は「お子様のいるご家庭だと1日3、4L飲まれていることが分かった。1日3、4LとなるとPET・ティーバッグの併用が非常に多く、PET・ティーバッグ両方の悩みを解決するものとして開発した」と語った。

大型PETは“持ち運びが大変”“家庭でストックしきれない”、ティーバッグは“抽出するまでに手間と時間がかかる”が麦茶を取り巻く課題。12Lの麦茶の場合、2LのPET6本(1ケース)が濃縮缶(6缶)に置き換わることで重さは10分の1に軽減。家庭内の省スペース化も図れる。使用後もPETに比べてラベルを剥がすといった手間が省け、かさばらずに置いておける。ティーバッグに対しては10秒でつくれる点が強みとなる。

好みで濃さを変えられるが、味わいは「PET商品と原材料は同じで、PET商品とほぼ同じ味」。飲用シーンもPETと同様を想定。大型PETとのカニバリについては「用途によってはあると思うが、2LPETに置き換わるのであれば、それがニーズになるので、そのニーズを掴んだ上で戦略はまた変わってくる」。
“あーっというまに2リットル”をコピーに掲げて店頭販促とコミュニケーションの両輪で訴求していく。

同社推計によるとPET麦茶市場は14年から4年で約2倍の8千万ケースに拡大し「このままの伸長率でいくと21年には1億ケースを超える規模になる」とみている。

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最終更新:4/15(月) 16:40
食品新聞

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