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日本時代の庁舎内に消防史料館 ゆかり深い日本人の子孫「光栄です」/台湾

4/16(火) 15:53配信

中央社フォーカス台湾

(台南 16日 中央社)日本統治時代に建設された南部・台南市の「旧台南合同庁舎」の一部を利用した消防史料館が15日、開館した。同日行われた供用式典には、建物とゆかりが深い日本人、住吉秀松氏の次男(93)が出席。父親の事績が史料館で紹介されることを家族の一員として光栄に思うと述べ、下の世代も引き続き台南との友好が続くことを願った。

住吉氏は1907(明治40)年に台湾で建設会社「住吉組」を設立し、鉄道や橋りょうなどのインフラ整備に携わった。19(大正8)年には台南初の私設消防団である「台南消防組」を組織し、10年以上にわたって責任者も務めた。

旧台南合同庁舎はかつて消防組の詰め所が置かれた建物で、現在は同市の指定古跡に指定されている。建物中央に、火の見やぐらとして30(昭和5)年に落成した高い塔があるのが特徴。住吉家が建設計画を支援し、寄付も寄せた。

建物は38(昭和13)年、塔の両側が増築されて合同庁舎となった。現在も同市消防局中正消防分隊が入居している。修復工事では、警察が利用していたスペースが、日本統治時代に始まった同市の消防の歴史を紹介する史料館に生まれ変わった。

(楊思瑞/編集:塚越西穂)

最終更新:4/16(火) 15:53
中央社フォーカス台湾

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