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つまずかない大学生活!「発達障害」新入生の準備講座 阪大支援プログラムの3日間

4/16(火) 16:32配信

47NEWS

 発達障害の学生を対象にした入学前の支援プログラムは、富山大が「チャレンジカレッジ」を開催するなどして力を入れているが、全国的にはまだ緒に付いたばかりだ。

 この日見学していた関西大学生相談・支援センターの神藤典子グループ長は「ここまで手厚いプログラムは画期的」と評価する。関西大の全学生約3万人のうち発達障害があることを大学が把握している割合は1%ほど。潜在的にはもっと多いとみている。神藤さんは「困りごとを自分で伝えられる力を付け、大学側もできることはやる。建設的な対話の繰り返しで支援を充実させたい」と話した。

 昨年からプログラムを始めた大阪大。学生にスケジュール管理を任せていたため、最終日のプレゼンが間に合わないなどのアクシデントが起きた反省から、今年は細かく予定を知らせる方針にした。初日の終わりに個人面談の時間を入れ、今後の流れを確認、課題をスタッフと話し合った。2日目には保護者を対象にした準備講座も開いた。 

▽3日目 うまくやる 

 いよいよ最終日。クライマックスのプレゼン発表だ。初日に受けた「映画と経済効果」のレクチャーの内容をベースに、2日目はハリウッド映画を日本に誘致するとの設定で、それぞれのグループで誘致候補地を決め、監督やプロデューサーに売り込むための材料をインターネット上から集め、パワーポイントに落とし込む作業をした。

 プレゼンでは、論理性や分かりやすさのほか、時間の使い方などのパフォーマンス、ビジュアルの効果や独創性も評価基準になっており、チームワークも一つの要素だ。

 仏教系大学に進む京都市上京区の男子学生Aさん(18)のグループは「大阪」を選択し、食の大阪を前面にアピールする作戦。Aさんは随所で発言するなど、3日間で最も積極性が目立った。だが「自分は意気がってしまい、人間関係を壊すタイプ。周囲から嫌われていると思う」との自己評価。周囲の意見を聞きながら協調して進めるのが苦手で、高校では文化祭や体育祭で悪目立ちし、浮いてしまったという。

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最終更新:4/16(火) 17:03
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