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【スーパーフォーミュラ連載】受け継がれる“驚速”の遺伝子(2):今や海外から注目されるレースカテゴリーに進化

4/16(火) 18:01配信

motorsport.com 日本版

SF14とスーパーフォーミュラの噂は瞬く前に海外へ……

 コーナリングスピードでは当時のF1を上回るほどのパフォーマンスをみせたSF14の話題は、あっという間に海外に広がっていき、日本のトップフォーミュラは大きな転換点を迎えた。

 すでにロッテラーやデュバルなどはWECやル・マン24時間レースで活躍していたが、2014年には元F1ドライバーのビタントニオ・リウッツィ、ナレイン・カーティケヤン、さらに2015年からはそれまでF1で戦っていた小林可夢偉も加わった。

 これまで日本のフィールドで戦ってきた日本人ドライバーたちも「いきなりやって来たドライバーたちに負けるわけにはいかない」と奮起。そうした互いの努力がシリーズをより激戦にしていった。“0.001秒単位で予選順位が決まるのは当たり前”という世界でも類を見ないほどシビアなカテゴリーになっていったのだ。

「世界中を見ても、F1を経験したドライバーが本格的に参戦するカテゴリーって、あまりないですよね。そういう意味で彼らが乗ってくれるというのは、(周りからみた)評価がいいのかなと思いました」

「SF14を使用した5年間でクルマはワンメイクと言いながらも進化していって、よりハイレベルになりました。その間にヨーロッパから色々なドライバーが挑戦しにきてくれて、我々が目指していたものが実現しはじめたかな? という実感が少しずつ湧いてきました。特にバンドーンやガスリーも乗ってくれて、そこでの評価も大きかったですね」

 そう白井氏も語るように、スーパーフォーミュラで一番大きなトピックとなったのは、ストフェル・バンドーン(2016年)、ピエール・ガスリー(2017年)の参戦だ。

 ふたりとも激戦のスーパーフォーミュラできっちりと結果を残し、翌年F1へステップアップしていった。さらに2017年に参戦しシーズン3度の表彰台を獲得したフェリックス・ローゼンクヴィストは、昨年フォーミュラEで大活躍し、今年インディカーシリーズで名門チップ・ガナッシのシートを獲得した。

 参戦当時、彼らが揃って口にしていたのは「スーパーフォーミュラは素晴らしいカテゴリーだ」ということ。3人ともに「ヨーロッパにいる若いドライバーたちが望むのであれば是非オススメしたいカテゴリーだ」と太鼓判を押すほどだった。

 そんな彼らの声が届いたのか、SF19が導入される2019シーズンは将来有望な若手の海外ドライバーがさらに多数参戦する。

 マカオF3で2年連続王者に輝いたダニエル・ティクトゥム、FIA F2の上位ランカーでルノーF1のテストドライバーも務めていたアーテム・マルケロフ、DTM(ドイツツーリングカー選手権)で活躍したルーカス・アウアーなど、多くの海外ドライバーが今季フル参戦を予定している。

 特にアウアーは昨年のルーキーテストで「スーパーフォーミュラは目指すべき場所だと思っている」とコメント。今ではヨーロッパにいる多くのドライバーが“是非とも参戦してみたいカテゴリー”なのだそうだ。

 この流れは、まさに白井氏がJRP社長を務めていた頃に思い描いていた理想そのものだった。

「“みんなが乗りたいと思ってくれるクルマ”、“ドライバーが憧れるカテゴリー”にしていきたいという思いでやってきて、当時作った計画が、社長が変わった今もブレることなく続いてきています。それが(思い描いていた通りのことに)近づいているのかなと感じています」

「フォーミュラ・ニッポンの頃は本当に日本国内だけのカテゴリーという部分が強かったと思います。それをもっとグローバルなところに引き上げてくれたクルマ、それがSF14なんだと思います」

 スーパーフォーミュラの存在を大きく変えた『SF14』。そして、2019年にその流れを継承したSF19が、いよいよデビューを迎える(第3話に続く)

吉田知弘

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最終更新:4/16(火) 18:01
motorsport.com 日本版

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