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南牧出身の書家・石井長慶氏の作品収蔵 前橋に「刻書」美術館、21日開館

4/17(水) 7:55配信

産経新聞

 さまざまな板に「書」を刻す書道の一分野「刻書」を専門に展示した長慶美術館が21日、前橋市馬場町にオープンする。

 昨年の「第35回記念産経国際書展」で、中国大使館文化部賞に輝いた南牧村出身の書家、石井長慶(ちょうけい)さん(85)=産経国際書会常務理事、日本刻書芸術会代表=が長年、ノミとハンマーを使って制作した約200点を収蔵。受賞作「一日是生涯」のほか、同じ刻書家の夫人、松苑(しょうえん)さん(82)の作品も含め60点を展示している。

 石井さんは、書を青山杉雨(さんう)に、刻書篆刻は小林石寿(せきじゅ)に師事。自身で書いた書を刻み、色彩も交えた立体感のある刻書の魅力に取りつかれ、海外でも高い評価を得るようになった。

 美術館は、石井さんの作品用の木材を長年用意してきた中澤木材の木材展示場内に開設。石井作品の大ファンで、「先生の作品を展示する場所を作りたい」が口癖だった先代社長・中澤賢三さん(享年69)の遺志を継ぎ、長男で現社長の伸之さん(48)が場所を提供した。伸之さんは、埼玉県深谷市在住の石井さんに代わり、館長も務める。

 石井さんは「『書は墨と筆』と思っている人に、こんなダイナミックな芸術表現があることを知ってもらえれば光栄。中澤さんはじめ、応援してくださった皆さまへの感謝の気持ちでいっぱいです」と話している。

 21日は石井さん夫妻が出席し、午前11時から開館式典を開く。入館料は高校生以上300円。開館日は原則日曜(10~17時)で、日曜以外の来館は同美術館(027・283・6863)に要相談。

最終更新:4/18(木) 16:16
産経新聞

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