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エリザベス・モス、パンクバンドのボーカルを演じた新作を語る

4/16(火) 22:32配信

シネマトゥデイ

 人気テレビシリーズ「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」のエリザベス・モスが、パンクバンドのボーカル役に挑戦した注目作『ハー・スメル(原題)/ Her Smell』について、4月12日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催イベントで、アレックス・ロス・ペリー監督と共に語った。

【写真】エリザベスといえばこれ!「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」より

 1990年代にカルト的人気を誇ったパンクバンドのボーカル、ベッキー・サムシング(エリザベス)は、才能はあるが自己破滅的な生活を送っていた。アルコール依存や薬物使用でさまざまなトラブルを起こし、バンドメンバーや家族との関係に支障をきたしていた彼女だが、ある日、今人気のガールズバンドにリスペクトされたことから、自身の生活を見直していく。

 ベッキーを演じる基盤は自身以外のキャストだったと、エリザベスは語る。「ベッキーの影響を受けた周りの人々を描かなければ、この映画は成立しなかったと思うわ。彼女がチャーミングだけど、いかに周りに害を与え、ひどい影響を及ぼしているかは、彼ら周りの人々の観点から理解できるのよ。だから、役柄の基盤を作れたのは、周りのキャストのおかげだったと思うの。中でも、ベッキーと同じバンドのメンバーを演じたアギネス・ディーンとゲイル・ランキンには特に助けられたわ」と振り返った。

 これまで2度、エリザベスとタッグを組んできたペリー監督。「彼女に最初に提案したものは、どんなキャラクターであるかということだけで、そのときはストーリーも構成もなかったんだ。ただ、同時期に2作企画していたものの、いずれの製作もダメになってね。一つは1990年代を舞台にしたテレビのパイロット番組、もう一つは1960年代のポップを描いたものだったんだ。結局、その両方の燃えかすを集め、エリザベスに提案したキャラクターと合わせたものが、今作になったんだよ」と製作秘話を語り、自分が生きていなかった1960年代のポップを描くよりも、今作を描いたほうが良かったと明かした。

 また、ほとんど1台のカメラで撮影していたそうで「ドレッシングルームで11人が行き来するシーンがあって、もう1台カメラを入れた方がクールに撮影できると思ったんだけど、あまりにも人が多すぎて、もう1台のカメラを配置するスペースさえなかったんだよ」とペリー監督。5部構成となる今作では、それぞれの構成ごとに丸1日をリハーサルの日に当て、カメラを回さずに人々がどのような動きをするのか確かめていたのだとか。そのかいあって、俳優たちは高いエネルギーで自然に演じられたようだ。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

最終更新:4/16(火) 22:32
シネマトゥデイ

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