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日本電産がオムロンから自動車部品事業買収 約1千億円で

4/16(火) 20:38配信

京都新聞

 モーターメーカー大手の日本電産(京都市南区)は16日、制御機器大手のオムロン(下京区)から自動車部品事業を約1千億円で買収すると発表した。オムロンが得意とするセンサーや制御技術を取り込んで自動運転に関する製品開発を進め、注力分野の車載事業を強化する。
 日本電産が買収するのは、ハンドルを動かすモーターを制御する電子部品や運転者の状態を監視するセンサーなどを製造する「オムロンオートモーティブエレクトロニクス」(愛知県小牧市)。10月末ごろの全株式取得を目指す。
 電気自動車(EV)の普及と自動運転化を見据える日本電産は、関連部品や技術を持つ企業をM&A(企業の合併・買収)で次々と傘下に収めている。モーターや電池など基幹部品を組み合わせたEV用プラットホーム(車台)を提供する将来構想もあり、今回の買収はその足掛かりにもなる。
 オムロンの車載・電装品事業は、グループ全体で2番目の売り上げ規模を誇る主力部門。だが開発や投資競争は激しく、オムロンは事業譲渡によって最主力の工場自動化(FA)機器と血圧計など健康機器部門に経営資源を集中する。
 「M&Aの名手」として知られる日本電産の永守重信会長は同日、東京都内で記者会見し、「車載事業は部品を複合化できるかが今後の鍵を握る。市場の大きな変化に対応し、われわれは一種の『ソリューション(課題解決型)ビジネス』に踏み出す」と強調した。

最終更新:4/16(火) 23:11
京都新聞

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