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新5000円札の津田梅子像、写真反転? 「指摘あたらぬ」財務省困惑

4/16(火) 19:07配信

毎日新聞

 政府が2024年度に発行を予定する新5000円札の津田梅子の肖像画に関し、「津田塾大学が提供した写真を反転して使っているのではないか」との指摘がインターネット上などで出ている。同大所蔵の写真とよく似ていて顔の向きが逆のためだが、財務省は「肖像画は複数の写真を参考に作成しており、指摘はあたらない」と困惑気味だ。

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 新5000円札の肖像画は正面から見て左を向いている。同大がホームページなどで公開している津田梅子が36歳ごろの写真とよく似ているが、こちらは右向きだ。このため「肖像画は写真を反転しただけ」との指摘が出たようだ。

 菅義偉官房長官は16日の記者会見で「既存の写真がそのまま紙幣の肖像として印刷されるわけではない」と説明。財務省も「肖像画は一つの写真だけを参考に作成したわけではないので、写真の反転という指摘自体が成り立たない」として、そのまま発行作業を進める予定だ。財務省によると肖像画の向きに明確な規定はないが、紙幣の内側を向いているものがほとんどという。

 ◇津田塾大「向きにコメントする立場にない」

 同大によると、10年ほど前に国立印刷局の技術者の練習のためという名目で写真提供の要請を受け、18歳ごろ▽24歳ごろ▽36歳ごろ▽40~50歳ごろ――の計4点の写真を提供。右を向いているのは36歳ごろの写真だけという。同大企画広報課は「紙幣の肖像画に採用されただけで光栄。向きについてまでコメントする立場にない」と話している。【井出晋平】

最終更新:4/16(火) 21:14
毎日新聞

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