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川内 ボストン連覇ならず、プロ転向初戦 悔しい17位

4/16(火) 5:30配信

スポニチアネックス

 第123回ボストン・マラソンは15日、米マサチューセッツ州ボストンで行われ、男子は4月のプロ転向後、初戦となった前年王者の川内優輝(32=あいおいニッセイ同和損害保険)が2時間15分29秒で17位に終わり、日本人史上初の連覇はならなかった。18年ジャカルタ・アジア大会金メダルの井上大仁(26=MHPS)が2時間11分53秒で日本人トップの12位に入った。ローレンス・チェロノ(ケニア)が2時間7分57秒で優勝した。

 注目された川内のプロ初戦は雨も予想されたが、スタート時には好天に。今年は寒さを味方に付けた前回のような展開にはならなかった。

 「去年の結果はまぐれくらいに思われている。王者としてのプライドを持っていきたい」と語っていた通り、前回をほうふつさせるスタートダッシュで下り坂を一気に駆け、王者としての見せ場をつくったが、沿道を沸かせたのはここまで。プロ転向に向けた準備に加えて4月に入ってからはスポンサー会見など“プロ業務”による練習不足がたたり、10キロすぎには先頭集団から脱落した。「プロ転向して2週間で強くなるような甘い競技ではない。そのくらいで強くなったら苦労しませんから」。レース前に自ら語っていた不安が的中。走り込み不足が結果に如実に表れた。

 それでも、目標とする積極的にファンと交流するプロランナーとしての姿は示せた。レース前日のトークショーでは「バッド・ウエザー・ランナー」と紹介されると、「私にとっては100年に1度の最高のコンディションだった。去年がベストラン」と返すなど気の利いたコメントで笑いを誘った。

 「理想とするようなプロランナーがいないので自分が新しい道を開きたい」。プロとしての一歩を刻んだ平成最後のフルマラソンは、残念ながら悔しい試合となった。

 ▽前回のボストンマラソン スタート時3・3度という寒さに加えて風も吹く悪条件の下、川内がスタート直後から独走。途中で後続に追いつかれたものの終盤の「心臓破りの坂」も乗り切り、40キロ過ぎで脚が止まった世界選手権2度制覇のキルイ(ケニア)を抜いて日本人男子31年ぶりの優勝。実況は「アンビリーバブル」と川内の快挙に驚きを隠せなかった。

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