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亡き娘に会いたいが…「早く行ったら怒られる」 熊本本震3年

4/16(火) 21:37配信

毎日新聞

 2016年4月の熊本地震で、2度目の最大震度7を観測した本震から3年の16日、熊本県内の被災地では最愛の家族を失った遺族の祈りが続いた。

【写真特集】熊本地震の本震発生から3年の時刻に合わせ…

 本震で益城(ましき)町の自宅が倒壊し、28歳だった長女由実さんを亡くしたスイカ農家の河添敏明さん(64)と登志子さん(59)らは墓前で在りし日をしのんだ。

 2日前に前震があったため、登志子さんは車中泊。敏明さんは自宅2階で助かったが、1階にいた由実さんだけが犠牲になった。

 「由実のことを思い出さない日はない」。そう話す登志子さんは「天国にいる由実に会いに行きたい」と思ってしまうこともあるが「まだ3年。あんまり早く行ったら怒られる」と寂しそうに笑った。

 大学4年生だった阿蘇市の大和晃(ひかる)さん(当時22歳)が土砂崩れに巻き込まれて亡くなった南阿蘇村の現場近くでは、父卓也さん(60)と母忍(しのぶ)さん(51)、兄翔吾さん(26)が本震発生の16日午前1時25分に祭壇に手を合わせた。

 兼業農家の卓也さんは晃さんが生前モミまきした米を育てて日本酒を造る。息子が生きた証しとして、遺体捜索を手伝ってくれた人たちに贈る予定だ。【佐野格、清水晃平】

最終更新:4/16(火) 21:37
毎日新聞

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