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米投資会社CEO、日本企業CVCの運営受託拡大に意欲

4/16(火) 21:41配信

毎日新聞

 米シリコンバレーの投資会社「ペガサス・テック・ベンチャーズ」のアニス・ウッザマン最高経営責任者(CEO)が16日、東京都内で毎日新聞の取材に応じ、日本企業が設立する「コーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)」の運営受託拡大に意欲を示した。「日本企業はイノベーション(技術革新)を起こさないと競争に負ける」と述べ、CVCを活用して新興企業のノウハウ獲得を急ぐよう訴えた。

 ウッザマン氏は1990年代に日本の大学で学んだ後、米IBMを経て2011年にペガサスの前身の投資会社を設立。20億~200億円の計25ファンドを通じて日本を含む世界の新興企業150社に投資している。

 デジタル経済の進展などに対応するため、社外の知見を取り入れて革新的な製品やサービスを生み出す「オープンイノベーション」が広がる中、日本企業によるCVC設立も相次ぐが、ウッザマン氏は「投資先と深い付き合いができない、十分な投資経験のある人材が乏しいなどの理由から、技術革新につながっていない」と指摘。ペガサスは「世界の先端企業にネットワークがある」と強調し、日本企業によるCVCの運営受託を通じて橋渡し役を担う考えを示した。

 ペガサスは既に双日やアイシン精機、セガサミーホールディングス、帝人など日本企業19社を含む世界34社のCVCから運営を受託。同様の動きは広がりつつあり、日本航空が1月に設立を発表した7000万ドル(約80億円)のCVCも他の投資会社が運営を担っている。【和田憲二】

最終更新:4/16(火) 22:30
毎日新聞

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