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「がん疑い」検査結果を見落とし、患者死亡 富山大病院

4/16(火) 21:58配信

毎日新聞

 富山大付属病院(富山市)は16日、コンピューター断層撮影(CT)の画像診断でがんが疑われるとの結果を記載した報告書を担当医師が見落とし、患者が約1年後に死亡したと発表した。患者の氏名や病名は遺族の意向で非公表としている。林篤志病院長は「患者、遺族に多大な負担と心痛をかけ、深くおわびする」と謝罪したが、見落とした事実と死亡の因果関係については否定した。

 同病院によると、患者は数年前に病院内の泌尿器科でがんの手術を受けた。昨春の定期検診でのCT検査で、放射線科の医師が別の臓器に新たな腫瘍を発見し電子カルテに記載。泌尿器科の医師は、それを見落としたまま患者に説明した。

 患者は昨夏ごろ腹痛などの症状があり、秋に再び同病院を受診。別の進行したがんが発見され、今年に入り死亡した。林病院長は「昨春に治療を始めても完治しなかったと思うが、(見落としで)生存期間が短くなったのは否定できない」とした。【青山郁子】

最終更新:4/16(火) 22:01
毎日新聞

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