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松戸市で夜間中学開校 外国人含む22人入学 千葉県で37年ぶり

4/16(火) 22:33配信

毎日新聞

 千葉県松戸市立夜間中学校「第一中学みらい分校」(同市古ケ崎)で16日、開校式が行われ、外国人9人を含む10~70代の22人が入学した。同県内の公立夜間中学の設置は1982年の市川市立大洲中学以来37年ぶり。各都道府県に1校以上の設置を求める2016年の教育機会確保法成立後は埼玉の夜間中学とともに全国初の開校となる。【橋口正】

 夜間中学はさまざまな人が義務教育を受けられる場で、戦後の混乱で学校に通えなかったり、虐待や無戸籍など家庭の事情で未就学期間があったりする人が通う。他にも不登校だったものの教育的配慮によって卒業した人や母国で教育を受けられなかった外国人も学べる。

 午後7時に始まった開校式では、本郷谷健次市長が「さまざまな事情で勉強する機会がなかった方も、ここで得た知識を糧に社会へ羽ばたいてほしい」とエールを送った。

 新入生を代表して、ブラジル出身の西チヨカさん(49)は「もう一度、学校生活をやり直したいと何度も思いました。かなわぬ夢でしたが、なんということでしょう。夢が現実になりました。たくさんのことを学び、吸収し、人生の新たな一ページを築きたい」と誓いの言葉を述べた。

 開校式後、岩間雄大さん(17)は「今からワクワクしています。今までまともに学んでこなかった。また学生をやり直すことができ、うれしいです」と声を弾ませた。アルゼンチン出身の会社員、カンポ・マルコ・アンドレスさん(26)は「自分が成長して、家族のために良くなりたい。もっと日本語を学び、社会の深いところを知りたい」と意気込んでいた。

 同校は、旧古ケ崎南小の校舎を活用し、教頭1人と教職員13人を配置し、中学校と同じ教科を学べる。全課程を修了すれば、中学卒業資格が得られる。授業は週5日で、学級活動を含めて午後5時20分~同8時45分。

 松戸市では、NPO法人「松戸市に夜間中学校をつくる市民の会」(榎本博次理事長)が83年から自主夜間中学を運営している。

最終更新:4/16(火) 23:49
毎日新聞

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