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【フローラS 西村調教師インタビュー】フェアリーポルカ、樫の大舞台へ「今までで一番いい状態」 皐月賞2着ヴェロックスが制した若駒Sで3着の素質馬

4/17(水) 6:05配信

スポーツ報知

◆第54回フローラS・G2(4月21日・芝2000メートル、東京競馬場)

 オークス(5月19日、東京)トライアルの第54回フローラS・G2(21日、東京=2着まで優先出走権)で、3戦2勝のフェアリーポルカが樫の大舞台を目指す。皐月賞2着のヴェロックスが制した若駒Sで3着に好走した素質馬。開業5年目で自厩舎のJRA重賞初Vが懸かる西村真幸調教師(43)=栗東=が、インタビューで意気込みなどを語った。

 ―フェアリーポルカは、前走の君子蘭賞で2勝目を挙げてフローラSに挑戦します。

 「いいペース(1000メートル通過59秒2)で流れて中団からしっかりした脚を使い、ジョッキー(和田)と話していた作戦通りの競馬ができました。冬毛が残った状態で内臓面、体の成長はまだまだという感じだったけど、いい内容で勝てました」

 ―デビュー2戦目の若駒Sで3着。皐月賞2着のヴェロックス(1着)など強い牡馬相手に健闘しました。

 「子供っぽさが残るなか、自在性のある競馬で新馬勝ち。牝馬だけど若駒Sを選択した理由は、強い牡馬がそろう出世レースでどれだけやれるのか見てみたかったのです。よく走って今後につながるものになりました」

 ―前走後の調整は。

 「暖かくなったこともあり、毛づやがすごく良くなって体がひと回り成長した感じがあります。もう仕上がっていて、今週は追い切りで強い負荷をかけなくても大丈夫。以前は少し弱さがあり、成長を待って年末にデビューさせたのですが、今までで一番いい状態で送り出せそうです」

 ―今回は東京の2000メートルが舞台になります。

 「もともと桜花賞ではなく、2400メートルのオークスを目指して調整してきました。操縦性が高く、折り合いは全く問題ない。スタートしてから楽にポジションを取りに行くことができ、その後も息を入れてリラックスして走ることができます。デビューから2戦、この距離でいい競馬をしているし、問題はないはずです」

 ―若駒Sからコンビの和田騎手は岩元市三厩舎に所属していた助手時代からのつながりです。

 「昔から知っていて冗談を言い合える仲。競馬ではいつもこっちの考えと、騎手の考えをすり合わせてコミュニケーションを取れるのは強みだと思っています」

 ―西村調教師は開業5年目ですが今年は14勝。過去最高の17年の29勝を上回るペースです。

 「馬の質が底上げされたことが勝ち数増加の要因と思います。それは馬主様の方々のおかげ。加えて厩舎スタッフが頑張って、牧場とコミュニケーションもしっかり取って、いい状態で帰厩させてもらっていることも大きな理由でしょう」

 ―先週で92勝。通算100勝が近づいてきました。

 「100勝といっても通過点で、年間最多の30勝の方を目標にやっています。大きな目標ですが調教師をやるからには、やっぱり藤沢和雄先生みたいに1000以上勝ちたいです」

 ―最後に意気込みを聞かせてください。

 「まだ中央の重賞を勝っていないから早く取りたい。今回のフローラSがそのチャンスと思います。競馬は生き物。運を引き寄せるためには、常日ごろやっていることが関わってきます。フェアリーポルカ自身、充実して初めてすごくいい状態で使えるので、いい運を引っ張ってきたいです」(聞き手・内尾 篤嗣)

 ◆西村 真幸(にしむら・まさゆき)
1976年1月11日、北海道様似町生まれ。43歳。育成牧場やノーザンファームで修業を積み、02年に栗東トレセン入り。助手時代は友道康夫厩舎、岩元市三厩舎などに所属。8回目の受験で新規調教師免許試験に合格し、15年3月に開業。JRA通算92勝。重賞勝ちは15年白山大賞典・交流G3(マイネルバイカ)。血液型O。家族構成は妻、3男、1女。

最終更新:4/18(木) 7:16
スポーツ報知

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