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「弱虫ペダル」に感化されガールズレーサー目指す「自転車は練習すればするだけ強くなれる」

4/17(水) 8:03配信

スポーツ報知

 函館競輪が地元の女性競輪選手を育成する「ホワイトガールズプロジェクト」(WGP)の第4期生2人が9日より同競輪場で練習をスタートさせた。スキー競技からの転身を目指し、2年連続挑戦する蛯原杏奈さん(19)=幕別町出身=と、アニメがきっかけで自転車に目覚めた堀田萌那さん(18)=札幌市出身=。あどけなさを残しながらも力強い決意の2人は、競輪学校(静岡)入学とガールズレーサーを目指し、訓練に励む。(取材、構成・川上 大志)

 初夏のような陽気となった函館競輪場。2人は持久力を磨く400メートルバンクを100周走り終え、肩で息をしながら戻ってきた。

 蛯原「楽ではないけど、これと決めたらやり通さなきゃ気が済まない。後悔しないように毎日練習するだけです」

 堀田「先輩たちは余裕で走っている感じ。早くついていけるようになりたいですね」

 午後は「もがき」と呼ばれる瞬発系のダッシュやロード練習も行う。指導役の現役、OB選手が併走し、密度の濃い訓練が続く。夢への道のりは簡単ではない。

 スキー留学した青森・柴田女子高2年時にスーパー大回転の高校王者になった蛯原さんは昨年に続く挑戦。高3の17年12月に左膝前十字靱帯(じんたい)を断裂し、その影響も残った昨年は不合格だった。アスリートとして生計を立てたいという夢。今年こその思いは強い。

 蛯原「今年は膝の状態も格段にいい。一流の競輪選手になってスキー費用を用意してくれた両親、祖父母への恩返しがしたい」

 一方、堀田さんはアニメ「弱虫ペダル」に感化され、中3の誕生日にロードバイクを親におねだり。帰宅部から自転車部のある道科学大高へ。1人男子に交じり、18年全国高校総体にも出た。

 堀田「自転車は練習すればするだけ強くなれる。競輪に誘ってくれた穴田裕哉さん(51=07年引退)にもいい報告がしたい」

 共通点は「目標や憧れの選手がいない」こと。負けず嫌いな2人は自分を信じて訓練に立ち向かう。

 堀田「持ち前のポジティブ志向で楽しみながら乗り越えます!」

 蛯原「目標は賞金女王。そのためにも今年こそは合格します!」

 18年の賞金女王、児玉碧衣(23)は2718万4000円を獲得した。競輪学校の合格発表は試験後、20年1月を予定。夢のスタートラインに立つため、ペダルをこぎ続ける。

 ◆蛯原 杏奈(えびはら・あんな)1999年8月7日、幕別町生まれ。19歳。忠類中から、青森・柴田女子高へスキー留学し、高2の全国高校選抜大会ではスーパー大回転で優勝した実績を持つ。家族は両親と兄、妹。好きな食べ物はオムライス。好きな芸能人は、名前に同じ字が入った小松菜奈。155センチ、56キロ。

 ◆堀田 萌那(ほった・もえな)2000年8月21日、札幌市生まれ。18歳。札幌明園中3年時にロードバイクに興味を持ち、道科学大高へ進学。男子部員に1人だけ交じって、競技に励む。家族は両親と妹。好きな食べ物はきんぴらごぼう。自他共に認めるアニメオタクで「ドラゴンボール」シリーズや「ワンピース」がお気に入り。153センチ、53キロ。

最終更新:4/17(水) 8:03
スポーツ報知

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