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校則“高校生らしい”とは? 服装や頭髪「根拠ない」憤りも

4/16(火) 9:48配信

西日本新聞

 子どもたちが学校生活を送る上で一定のルールを定めた校則。まず取り上げられるのが服装と頭髪の規定だ。取材班が福岡県の県立高校、中等教育学校全95校を調べたところ、ほぼ全ての学校で明記され、前提として「高校生らしい」という言葉が使われていた。時代とともに環境が変わっていく中、「らしい」という言葉をどう捉えればいいのか-。

【画像】「ポニーテール禁止」頭髪に関する校則の例

 「夏は下着の色までチェックされる。もう少し個性を生かせないのか」(福岡県内の公立高3年女子)。

 取材班が若年層を対象に無料通信アプリLINE(ライン)を通じて校則への意見を求めたところ、多くの声が寄せられた。目立ったのは疑問や不満だ。

 女子生徒によると、入学時、新入生全員に配られた資料には、夏服の際に着用できる下着の色などが細かく示されていた。服装検査は3カ月に1回程度行われていたという。

 取材班の調査では、福岡県立高28校が女子の下着の色を白や紺などと限定、多くが柄物を禁じていた。理由について記述式のアンケートで尋ねると「清潔に見え、印象がよいと思われる」「白のブラウスから透けず、制服との調和を保てる」「見えないところにも気配りすることで、制服と私服の区別を付ける」といった回答だった。

「根拠のないものが残っている」

 癖毛に悩まされていた福岡市の女性(22)は中学生の頃、校則で認められた細いヘアピンでは髪が留まらず、太いピン(パッチン止め)をして登校した。すると、検査の際にベテランの女性教師から厳しい口調で注意された。「個性が尊重され、多様性を認める時代なのに校則にはあまり変化がなく、根拠のないものが残っている」。女性は「らしさ」は時代とともに変わるはずだと訴える。

 福岡県立高校のほとんどは髪の長さを規定。男子の前髪は目または眉、後ろは襟、横は耳に掛からない、女子の後ろ髪は肩の線までとし、それ以上は結ぶこととしていた。髪を結ぶゴムやヘアピンの色も黒、紺など一部に限定。リボンやシュシュ、髪飾りは禁止する学校もあった。

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最終更新:4/16(火) 12:46
西日本新聞

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