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「人から諦められるって、すばらしいこと」家入一真が“期待”を毛嫌いする理由とは

4/16(火) 12:00配信

新R25

「連続起業家」として知られる、家入一真さん。22才で株式会社paperboy&co.(現:GMOペパボ株式会社)を立ち上げ、現在ではクラウドファンディングサービス「キャンプファイヤー」の創業者としても知られています。

そんな家入さんのツイッターを見ていると、こんなツイートが目にとまりました。


「僕の、全ての他者に対する態度は『信じるが、期待せず』です。期待するということは相手にとっても、そして自分にとっても呪縛となる。期待するから、自分の望む結果にならない時に絶望してしまう。信じるとは、その結果がどうなろうと全てを引き受ける、一方的な行為だと思っています」

「勝手に期待され、そして勝手に絶望される側も辛いよね笑。親子にしろ会社組織にしろ友人関係にしろ恋愛にしろ、『期待』という名の呪縛をかけてしまいがち。期待という名のもとに見返りを求めるのではなく、ただ一方的に信じる、その結果は全て信じる側が背負う、ということのみ真実だと思っています」

「ビジネス関係だけじゃなく、友人や彼氏彼女、例え親子でも、人間関係において一方的に何かを求めだすとキリが無い。より要求は高まる一方だし、思いが叶えられない時に勝手に裏切られた気持ちになり、絶縁してしまう。一方的に勝手に期待し要求し依存することは、愛や友情では無い」

とにかく「期待することをやめよう」と提言しているのです(しかも数年前から…)。

でも、期待って相手を信頼しているからこそのポジティブな感情のはず。家入さんは、なぜここまで「期待」を毛嫌いするのでしょうか?

疑問をぶつけてみると、「呪い」「仏教」という言葉が返ってきました。それって一体…。

〈聞き手=天野俊吉(新R25副編集長)〉

期待こそが、人間を不幸にする原因だ(言いすぎじゃ?)

天野:
家入さんは、なぜそんなに「期待」を嫌うんでしょうか?

家入さん:
それを説明するにはまず、家入家がロクでもない家だったということから話さないといけないですね。

自分の父は自己破産していて、逮捕されたおじさんもいたし、火事をおこしてしまった親戚もいました。

ところが僕は、そんな家入家の“長男の長男”だったんですよ。父が3人兄弟の長男で、僕がその長男。

天野:
あ、自分もそうです。長男の長男って、一族からのヘンな期待を受けますよね…

家入さん:
そうなんです。期待は「呪い」と言い換えられる。僕は「親は子どもに呪いをかけるものである」と思っていて。

天野:
呪い…

家入さん:
親の夢を子どもに託す、ということもあるし、一概に悪い意味でもないんですけどね。

親が何気なく発した一言がずっと心に残って、その後の人生に大きな影響を与えてしまうんですよ。冗談で「勉強しないとお父さんみたいになっちゃうよ」とか。逆に「お父さんみたいに立派になりなさい」というのもそうですよね。

その子どもが大きくなって、次の世代にも呪いをかける。連綿とつづく呪いを受け続けながら、僕らはここにいるわけなんですよ。

「期待する」って往々にして相手に見返りを求めることにつながりますよね。恋愛でも夫婦関係でも仕事でも、「夫婦なんだから○○してほしい」とか「もっと○○してくれると思ってた!」って。

見返りがある前提で人と接するのは、見返りがないときに関係が崩れてしまう。人と対峙するときの態度としてよくないんですよ。

天野:
公私ともに波瀾万丈な家入さんが言うと説得力があります。

家入さん:
ハッキリ言えば、僕は「期待」こそが、人間を不幸にする原因だと思ってます。

天野:
人間を不幸にする…!

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最終更新:4/16(火) 13:34
新R25

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