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古河電工産業電線、東南アジアでアルミ電線拡販。現地メーカーに生産委託

4/16(火) 6:06配信

鉄鋼新聞

 古河電工子会社の古河電工産業電線(本社・東京都荒川区、社長・松本康一郎氏)は、アルミ導体を使用した建設用電線を東南アジアで拡販する。経済成長で好調な東南アジアの建設関連市場に、軽量で価格競争力が高いアルミ電線を供給。事業を成長させる。現地メーカーに対し技術的にキーとなる部品を供給するほか、製造技術を指導して生産を委託する計画。すでに受注を獲得しており、9月には量産体制を整える。

 建設用のアルミ電線は同社の注力製品。軽量・安価な素材特性と信頼性を高める技術力を生かし、施工性や価格などの面で顧客メリットを創出できることが特長となっている。東南アジア市場で拡販するのは電気を通す導体部分にアルミを、両端の接続部分に銅を用いたハイブリッドタイプの電線。軽量で施工性に優れつつ、接続には従来のコネクタが使用できる。
 東南アジアには駐在員を置いており、市場に対する知見が豊富。今後成長が見込めるマーケットと判断して供給を決めた。日系のゼネコンと電気工事業者が手掛けるビルや工業団地での需要を取り込みたい考えで、現地生産することでコスト・納期の両面で顧客の要望に応える。
 アルミ・銅の接続部を高い防水性を保ちながら密閉・絶縁するモールド部品を日本から供給。接続部の防水は信頼性・安全性を保つ上で非常に重要で技術が必要なキー部品を日本から出すことで、品質を確保する。
 今後は日系企業が建設・配線工事をする建物向けの受注を拡大させるほか、将来的には現地系顧客の開拓も視野に入れる。松本社長は「日本・海外の両市場でアルミの建設用電線の供給を積極的に拡大したい。2023年度にはアルミ電線の売上高を50億円まで高められれば」と話している。

最終更新:4/16(火) 6:06
鉄鋼新聞

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