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わずか4年前、タイガーは練習場でシャンクを連発していた。「空白の11年」を乗り越えてつかんだ“変化と成長”

4/16(火) 11:34配信

みんなのゴルフダイジェスト

4月14日閉幕したマスターズはタイガー・ウッズの復活優勝として幕を閉じた。数々の怪我を乗り越えてきたタイガーがマスターズで手にしたものとは? 海外取材歴20年以上、タイガーをよく知るゴルフライターが「空白の11年」と奇跡の復活について記した。

マスターズ5勝目を挙げたタイガー、歓喜のガッツポーズ連続写真

「スポーツ史上最高のカムバック」に至るまで

ついにこの日がやってきた! 世界中の誰もが待ち望んでいた彼のメジャー優勝は、今は亡き父アールさんの前で97年、涙の初メジャー制覇を遂げた想い出の地・オーガスタで達成。これで、マスターズ5勝、メジャー15勝、ツアー通算81勝を達成だ。意外にもこれまで制覇したメジャー14勝の歴史にはなかった、初の逆転優勝での勝利。早朝からワイドショーやニュースなど各局この話題が取り上げられ、スポーツ史上で最もすばらしい復活劇の一つであることは間違いないだろう。

「正直言って、夢みたいだ。95年にアマチュアとして初めてここにきてプレーし、97年には優勝。それから22年、こうして再び優勝することができ、すべてが今日につながっていた。この優勝は僕と家族にとって大きな意味があるし、決して忘れられない日となるだろう」

腰の手術を受け、リハビリに励んでいたのは今から2年前。タイガーの言うように、歩くことも難しく、痛み止めを飲みながら、治療に専念する日々が続いた。医師の指示に従って、パターやアプローチなど少しづつ練習はしていたものの、本人も「以前のようなレベルで試合に出て、優勝争いができるかどうかはわからない」状況だった。

「数年前は歩くことも、座ったり、横たわることもできなかった。何もできなかったんだ。それが幸い、腰の手術がうまくいって、普通の生活が送れるようになった。そして突然スウィングすることもできると気づいた。体は昔の若い頃のものとは違うが、まだ技術はある。過去のメジャー14勝はいつも単独首位か首位タイで最終日を迎えていたが、こうして逆転優勝できたことは、おそらく過去最大の勝利のひとつだろう」

昨年、ツアー復帰戦のファーマーズインシュランスで23位タイに入り、バルスパー選手権で2位タイ、アーノルド・パーマー招待で5位タイに入ると、全英オープン6位タイ、全米プロ2位など、メジャーでも戦えるレベルにまで復活してきた。

そして9月のフェデックスカップ・ファイナルではトップ30入りを果たし、最終戦のツアー選手権で2013年以来5年ぶりの優勝。この勝利でタイガーは「自分はまだ試合で勝てる」と確信した。そしてその自信を胸にマスターズで戦い、ついに14年ぶりにマスターズを制覇。11年ぶりのメジャー優勝を果たした。

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最終更新:4/16(火) 16:44
みんなのゴルフダイジェスト

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