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「遺言通りの相続」の鍵を握る「執行人」とは? 姉の両親への虐待に悩んだ弟の話

4/16(火) 12:03配信

マネーの達人

同居親族間の暴力

例えば、育児ノイローゼの母親が幼子を折檻する、不良息子が口うるさい父親に殴りかかる…

そんな悲惨な暴力事件が日々報道されますが、意外と表に出てこないのは「成人した子どもが加害者」、「年老いた親が被害者」のケースです。
実際のところ、高齢者の虐待被害の通報は8年で約3割も増えているのですが、(平成18年は1万8390件、平成26年は2万5731件。厚生労働省の高齢者虐待対応状況調査)この数字は被害者の家族が市町村の窓口へ相談した件数です。

もし、加害者が「親と同居し介護している子ども」だとしたら、わざわざ加害者が通報してくるのは少数派です。

ここには「同居も介護もしていない家族からの相談」は含まれていませんが、今回の相談者も姉の両親に対する虐待に悩む1人です。

親の介護をめぐって勃発した虐待

今回は親の介護をめぐって勃発した「姉(女)VS 弟(男)」の構図です。

親戚会議の末、「両親のことを姉に任せる」と決めたのに、途中で横やりを入れて、姉と両親の関係にヒビが入るのは避けたい…

相談者は静観を続けていたのですが、そんな矢先、お父さんが亡くなってしまい、相続で揉めに揉めました。

姉のお母さんに対する虐待をやめさせたい。

そんな一心で相談者は私のところへ来ました。

姉を母親から引き離すには

登場人物(名前は仮名)
本人:勝田隼太(44歳。会社員)☆相談者
姉:勝田智子(48歳。家事手伝い)
姉の娘:勝田美和(28歳。フリーター)
父:勝田昭(78歳で逝去)
母:勝田美智子(77歳。年金暮らし)
隼太さんの希望はただ一つ。

姉を実家から追い出し、お母さんから引き離すこと
ですが、まだ遺産相続すら片付いていない状況で、どのように実現すれば良いのでしょうか?

一度は母を姉に任せることに決めた

「姉に母を押し付けるようで悪いような気もしたんですが…姉も離婚してから苦労してきたので。」
そんなふうに当時の心境を話しました。

姉は21歳で夫と離婚し、2歳の娘を連れて実家へ戻ってきました。

それから現在まで実家で父、母と一緒に暮らしていたのですが、父の逝去をきっかけに隼太さんは姉に

「(母を)うちで引き取ろうか?」
と提案したそう。

しかし、姉は

「こっちでなんとかするから。」
と言って聞かなかったので、隼太さんも「そこまで言うなら」と、1度は母のことを姉に任せることに決めたのです。

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最終更新:4/16(火) 12:03
マネーの達人

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