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相続のキホン(5)遺言書でできること

4/16(火) 19:30配信

ファイナンシャルフィールド

相続が発端で身内にいさかいが起こり、事件に発展する・・・。こんな題材は昔から小説や映画、ドラマでもたびたび取り上げられてきました。

内容はともかく、今も遺産分割をめぐるトラブルは決して珍しいものではありません。むしろ昨今の高齢化社会の進行と核家族化の進行で、相続はよりもめやすくなっていると考えられます。

相続をめぐるトラブルはある程度未然に防げます。その手段として「遺言書」は非常に有効な手段です。しかしながら「遺言書」を実際に書いている人は少ないでしょう。「遺言書」で何ができるのかを知り、「遺言」を活用することでトラブルを未然に防ぐことに繋がれば幸いです。

遺言書とは

「遺言」というと漠然と「死ぬ前に言い伝えるもの」と考えがちです。確かにそういう意味もありますが、「遺言」にはもう一つ「自分の死後のために、財産の処置などを伝え残すこと」という意味があります。

似た言葉で「遺書」は一般的に「死ぬ前に書き残すもの」ですが、「遺書」と「遺言書」には明確な違いがあります。必要な様式を備えた「遺言(書)」には「生前に自らの意思で自らの財産をどのように遺される人に分けるかなどを伝えるための手段」としての法的な効力があります。

「自らの意思」ですから認知症を患い、意思能力がないと診断されれば、遺言は書くことができなくなります。また自筆証書遺言は民法改正で一部要件が緩和されるものの「自筆」が原則ですので、手が自由に動かなくなった場合などにも書くことが難しくなります。

「遺言」は元気な時に書くものであると認識することが重要です。

遺言の種類

遺言には大きく分けて3種類の形式があります。
・自筆証書遺言
・公正証書遺言
・秘密証書遺言
(他にも、事故や災害で自らの命の危険を感じた時に書き残すものなど特殊なものもありますがここでは割愛します)

それぞれにメリット、デメリットがありますが、手軽なのは「自筆証書遺言」、確実なのは「公正証書遺言」ということになります。公正証書遺言がもっとも確実ではあるのですが、公証役場にかかる費用や証人が必要なことなど、手間もかかります。

まず手始めに、自筆証書遺言を作成することから始めてみてはいかがでしょうか。

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最終更新:4/16(火) 19:30
ファイナンシャルフィールド

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