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ソフトバンク今秋ドラフト候補 熊本に甲斐キャノン2世いた

4/16(火) 12:14配信

西日本スポーツ

 熊本に「甲斐2世」がいた! 福岡ソフトバンクが今秋のドラフト指名候補選手として、熊本・城北高の上田龍弘捕手(3年)をリストアップしていることが分かった。ここまで甲子園出場経験はなく、高校通算0本塁打と全国的には無名の存在だが、捕手の武器である二塁送球は現時点でプロレベルの1・8秒台。スカウト陣は既に視察しており、今後も地元九州の「金の卵」を注視する構えだ。

【写真】まだ初々しい入団会見当時の千賀、甲斐、牧原

■2年夏まで控え捕手

 多くの故障者を抱えながらもチーム一丸で単独首位に立った工藤ホークス。球団も常勝軍団構築へ、長期的な準備を進めている。今秋のドラフトへ向け、既にスカウト陣は各地の候補の視察に飛び回っており、九州担当が注目する一人が熊本・城北高の上田だ。

 甲子園出場がないどころか、2年夏までは控え捕手。高校ではまだ本塁打もない無名の存在だが、武器はあの「甲斐キャノン」を想起させる強肩だ。球団が視察した際には、二塁送球タイムで1秒81を計測。現時点でもプロレベルともいえる数字をたたき出した。

 九州担当スカウトだった2010年秋のドラフト会議で、甲斐の育成ドラフト6位での指名に大きく関わった福山アマスカウトチーフは「現時点で上位候補かと言われれば違うかもしれないが、スローイング、捕手としての動きの速さを含めて、高校時代の甲斐と非常に重なる」と評価する。

 大分・楊志館高で甲子園出場経験がなかった甲斐だが、当時の二塁送球タイムは1秒77。福山チーフは「強肩といわれているが、地肩の強さというより、捕球から送球までのスピードが抜群に速かった」と回顧する。その時点では無名だったことも、上田と重なる。

 当時、身長も170センチに満たなかった甲斐の指名には否定的な意見もあったが、10年秋のドラフト会議の「最下位」で指名。当初はスローイングばかりが目立ったが、福山チーフが「その後は彼の努力のたまもの」と話すように、13年に支配下登録。昨季の日本シリーズでMVPを獲得した。

 12日の楽天戦には甲斐をはじめ、千賀、牧原、釜元と、4人の育成出身選手がスタメンに名を連ねた。3軍制を敷くホークスは球速、強肩、俊足など「一芸」に秀でた選手が1軍クラスに成長できる土壌があるだけに、上田も「金の卵」であることは間違いない。

 岩手・大船渡高の163キロ右腕、佐々木朗希投手を筆頭に逸材がそろう今年の高校生。150キロ超を誇る石川・星稜高の奥川恭伸投手、岡山・創志学園高の西純矢投手ら甲子園出場組もいる。球団はこれらの上位候補をマークする一方、上田や今春の選抜大会に出場した福岡・筑陽学園高の進藤勇也捕手ら地元九州の好素材にも注視し、秋のドラフト会議に備える。

西日本スポーツ

最終更新:4/16(火) 12:42
西日本スポーツ

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