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飛行機の轟音吸引トイレが新デザインで静かになるかも

4/16(火) 22:11配信

ギズモード・ジャパン

ゴォォォオオォオオォ……コッ。

空港での冗長なセキュリティから窮屈な座席まで、飛行機はまったくもって不愉快な経験となっています。しかし、飛行中の不安な部分の1つである、ジェットエンジンのように聞こえるトイレの水洗音は、ブリガムヤング大学の長年の研究によりもっと静かになるかもしれません。

【画像】飛行機の轟音吸引トイレが新デザインで静かになるかも

軽量化の末に生まれた轟音吸引トイレ

飛行機は重量を最小にして、燃料コストを削減する必要があります。そのためには、誰もが家でやっているような大量の水を使って便器ボウルを洗い流す方法は、飛行機にとって物流コスト的に問題です。(乱気流にぶつかるたびに、汚れた水が飛び散ることは言うまでもありません)。

現代の旅客機のトイレは、水の代わりにコーティングされた便器ボウルを使い、混合された廃棄物を最少量の水で貯蔵タンクに移送するため大量の吸引に頼っています。吸引力は時速300マイルを超える速度で空気と水を移動させることがあり、パイプの曲がってる部分のような流れを妨げる箇所では大きな騒音が発生します。それに加え、バルブがすばやく開閉する音は飛行機のキャビンが静かになってきたことで、これまで以上にはっきり聞こえるでしょう。

長さと角度がポイント

最近出版された論文「真空掃除式トイレの騒音低減(Noise Reduction of a Vacuum-Assisted Toilet)」で、ブリガムヤング大学の研究者らは、いくつかのマイナーな設計変更がトイレの轟音を大幅に減らすことができることを見出しました。追加のパイプを使い、フラッシュバルブと便器の間の距離を増やすだけで、フラッシュバルブが開く音と吸引開始音が16db下がり、完全に開いている間は5~10db下がります。

各トイレを飛行機の貯蔵タンクに接続する配管には、便器ボウルの真下に急激な90度の角度があることが多く、高速の流れが方向を変えながらパイプから跳ね返るときにかなりの騒音が発生します。この角度を緩やかな曲線に変更することで、トイレはさらに静かになりました。飛行機が乗客の快適さの向上に焦点を当てているとは思えませんから、この改善法がいつ取り込まれるのかについては何も言えません。トイレの水の量は少なければ少ないほど誰にとっても使いやすくなりますが、水洗のたびに轟音を鳴らすトイレを自宅に置きたいとは思わないでしょう。

Source: Gizmodo US

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