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米兵は外出禁止破り犯行か 「家のもの壊された」死亡女性から再三の通報 脅威なしと判断

4/16(火) 6:05配信

沖縄タイムス

 沖縄県北谷町桑江のアパートで米海軍兵の男と日本人女性が遺体で見つかった事件で、女性を殺害後に自殺したとみられる海軍兵が、夜間外出禁止の規則に違反して犯行に及んでいた可能性のあることが15日分かった。また、女性が繰り返し海軍兵から暴行や嫌がらせを受けていた疑いも浮上。県警は海軍兵を被疑者死亡のまま殺人容疑で書類送検する見通しだ。

【写真】事件現場のアパート。部屋には女性の娘もいた

 男は在沖米海兵隊第3海兵師団第3偵察大隊所属の3等兵曹(32)。

 在日米軍の勤務外行動指針「リバティー制度」では、一定階級以下の兵士は午前1~5時までの夜間外出が禁止される。その対象である同海軍兵は前日夜から女性と一緒にいたことが確認されており、外出許可などがなければ違反になるとみられる。

 県警は昨年10月、「(同海軍兵に)家のものを壊された」との通報を女性から受けて出動した。しかし、示談が成立し、女性が訴えを取り下げたため、事件化はしなかったという。

 今年1月下旬には憲兵隊から県警に通報があり、「わいせつ行為を受けた」との説明を女性から受けたが、身体的暴力を受けた形跡がないことや話の内容などから「緊急性は高くない」と判断したとしている。

 エリック・スミス四軍調整官は15日、「女性から憲兵隊に『問題がある』と通報があったが、その後に女性から『そういった状況はなくなった』と聞かされた。その時点で脅威がないと判断した」と説明した。

 一方、女性の友人は「(海軍兵による)器物損壊や監禁暴行があったと聞いていた。彼女は積極的にトラブル解決を希望し動いていた」と訴えた。

 県警は同日、海軍兵を司法解剖し死因を失血死と発表した。また在沖海兵隊は、今年2月に浦添市以南の外泊禁止などの規制を緩和した「リバティー制度」と事件の関連について「現時点でリバティー制度の変化が事件の要因ではなかったようだ」との考えを示した。

最終更新:4/16(火) 6:55
沖縄タイムス

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