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前回王者の川内優輝、プロデビュー戦ほろ苦17位

4/16(火) 1:25配信

日刊スポーツ

<第123回ボストン・マラソン>◇15日◇米ボストン

プロデビュー戦はほろ苦いものとなった。前回王者として挑んだ川内優輝(32=あいおいニッセイ同和損保)は2時間15分29秒(速報値)の17位だった。終盤に追い上げたが、中盤までの遅れが響いた。

【写真】前回のボストンマラソンで初優勝した川内

攻めた。ただ果敢すぎた。王者として周囲の動きをうかがいながら走ることはなかった。スタートから飛び出した井上大仁(26=MHPS)に付いていく形で先頭集団を引っ張った。

ただ力いっぱい飛ばしていただけに、長くは続かなかった。30分24秒で通過した10キロは第2集団。その後、第2集団からも脱落した。20キロの通過は1時間2分28秒の28位。勝負にすら絡めなかった。中継映像にもほぼ映らなかった。

得意な条件で、昨年のミラクルVを引き起こした要因にもなった雨はレース前に止んでいた。昨年は気温4度を下回ったが、この日は約14度。昨年と違い、スピードある海外勢が能力を存分に発揮。入賞を目標にしていたが、完全な力負けだった。

17年世界選手権は9位。わずか3秒及ばず、入賞(8位)を逃した。調子はよく、練習もできていただけに、公務員と競技の両立に限界を感じた。プロ転向へ気持ちが傾き続けた。そして前回のボストン優勝で賞金15万ドル(約1650万)の活動資金を得て、転向を決断した。ボストンから帰国した空港で、電撃的に公務員を辞めてプロに転向する表明をした。

あれから1年。埼玉県庁を辞めたのは3月で、まだプロとしての十分に練習を積めていないとはいえ、厳しい結果を突き付けられた。夏は北海道・釧路で長期合宿をする。勤務があり、公務員時代にはできなかった練習だ。代表選出が有力視され、今秋の世界選手権(ドーハ)はプロの真価が問われる。ボストンの屈辱を糧にする。

日本人最高位は井上で、2時間11分53秒(速報値)の12位。なお優勝はローレンス・チェロノ(ケニア)で2時間7分57秒(速報値)だった。

最終更新:4/17(水) 9:37
日刊スポーツ

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