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株式ストラテジストは金利に注目-これからは公益株より金融銘柄

4/16(火) 13:23配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): ウォール街の株式ストラテジストは今、全員が金利トレーダーだ。

大手米銀の決算が出つつあるが、アナリストが注目するのは純利益ではなく、 世界の成長と金利上昇を示唆するマクロ経済状況だ。これを手掛かりに、アナリストらは金融株を勧め、公益株には慎重さを促している。

中国景気回復の芽生えと米経済の底堅さから、投資家は2019年の米利下げ見通しを後退させている。10年物の米国債利回りは今年の最低水準から20ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇、3カ月物利回りを上回り、逆イールドは解消された。債券市場が株式投資家にメッセージを送っているのだとストラテジストらは結論付けている。

ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズの株式戦略責任者クリストファー・ハービー氏は15日、多様な金融株の投資判断を「アンダーウエート」から「オーバーウエート」に2段階引き上げた。同時に、公益株は「ニュートラル」から「アンダーウエート」に引き下げた。

同氏は2つの動きは同じコインの裏表だと説明。投資判断を引き上げた様々な金融銘柄のグループは大銀行を含まないが、伝統的な投資銀行や資産運用会社、為替事業者などが対象だ。

利回り低下とイールドカーブのフラット化に悩まされてきたこのグループが今は魅力的に見える。一方、ディフェンシブ姿勢に支えられた公益株のような高配当銘柄は既に低金利長期化の恩恵にあずかったとハービー氏は指摘した。

原題:Treasury Market Is Driving the New Hot Trade in U.S. Equities(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Luke Kawa

最終更新:4/16(火) 13:23
Bloomberg

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