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19日公開の超大作映画「キングダム」/プロデューサー松橋さんは十和田市出身/「今の自分の集大成」

4/17(水) 12:37配信

Web東奥

 青森県十和田市出身で、数々のヒット作を生み出した気鋭の映画プロデューサー松橋真三さん(49)=クレデウス代表取締役=の最新作「キングダム」が、19日から全国公開される。邦画として今世紀最大級とされる十数億円の製作費が投じられた超大作をプロデュースした松橋さん。都内で東奥日報紙取材に応じ、「これまでの邦画にはできないダイナミックさに挑戦した。今の自分の集大成」と作品への思いを語った。

 原作は原泰久が描く中国春秋戦国時代が舞台の同名漫画。2006年から週刊ヤングジャンプ(集英社)で連載中で、スケールの大きさから実写化は不可能と言われていた。

 2作で興行収入70億円超の「銀魂」、「50回目のファーストキス」、「斉木楠雄のΨ難」など話題作を多数製作した松橋さん。キングダムではかつてないスケールの映像を目指し、国内では不可能な100頭もの馬軍撮影のため中国ロケを敢行した。壮大な環境で撮影し「スタッフらに日本のエンターテインメントの最高峰を作るという共通意識が芽吹いた」と振り返る。

 一方、主人公・信(しん)の成長譚(たん)でもあることからキャストは演技派をそろえた。こだわったのは信役の山崎賢人、後に秦の始皇帝となる嬴政(えいせい)/漂(ひょう)の二役を演じる吉沢亮。「2人とも演技力が高い。数年前からいずれトップスターになるとみて、出資者や原作者に訴えてきた」と松橋さん。2人とともに行動する河了貂(かりょうてん)役の橋本環奈が花を添える。

 三本木小、中と三本木高校を経て早稲田大学法学部を卒業した松橋さん。映画の夢を追ってWOWOWに入社、深作欣二監督の作品でプロデューサーデビューを飾った。その後独立し世界大手の映画製作・配給会社と契約。昨年は優れたプロデューサーに贈られる藤本賞(映画演劇文化協会主催)の特別賞を獲得した。

 「僕の映画の原点は中学時代」と松橋さん。十和田市から八戸市に毎月通って映画館をはしごし、「映画に携わる仕事に就きたい」と夢を描いたことが現在につながるという。「キングダムは人の夢を問い、そのために努力を絶やさぬ覚悟があるか問う作品。その意味では、あくまで現時点ではあるが自分の集大成ともいえる」。さらに映画の夢を追い続ける覚悟だ。

 キングダムは19日から全国東宝系でロードショー。

最終更新:4/17(水) 14:58
Web東奥

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