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大室山火口「溶岩湖の痕跡」 球状の火山弾発見―伊東

4/17(水) 13:08配信

伊豆新聞

 県地学会会員で、伊豆半島ジオパーク・ジオガイドの斉藤俊仁さん(74)=伊東市川奈=はこのほど、大室山山頂の中央火口内の一角で、球状の火山弾とみられる岩を発見した。斉藤さんは、溶けた状態の溶岩が火口に湖水のようにたまった「溶岩湖」が、かつてあったことを裏付ける証拠と推測している。

 火山弾は、斉藤さんが2月に中央火口の南斜面の調査を行った時に発見した。地上に露出しているのは直径約1・5メートルの部分で、球体が割れて断面が見える形状。斉藤さんが大室山で球状の火山弾を発見したのは初めてという。一般客は立ち入りが禁止されている場所にある。

 火山弾は、約4000年前の噴火で空中に飛び出したり、溶岩湖に漬かったりする過程を繰り返して球体化。何らかの衝撃で割れたとみられる。

 斉藤さんは「大室山の火口に溶岩湖があったことを物語る学術的に貴重な岩」と述べた。さらに大室山ジオサイトとしての魅力を創出する新たな資源として「何らかの形で公開した方がいいのでは」と熱い視線を送っている。

 【写説】断面が見える球状の火山弾とみられる岩を示す斉藤さん=伊東市の大室山山頂の中央火口

最終更新:4/17(水) 13:08
伊豆新聞

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