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「脳の習慣」が鍵! 文章力を上げる方法を解説

4/17(水) 17:39配信

マイナビニュース

「脳の習慣」が鍵! 文章力を上げる方法を解説

「悩まず、すらすら書けるようになりたい」 「頭のなかにあることを整理して書きたい」 「論理的に、言いたいことが伝わる文章を書けるようになりたい」 ―― あなたは、もしかするとこのような悩みをお持ちではないでしょうか。伝えたいことをすらすら書けるようになると、メールや資料作成にかける時間が大幅に減り、仕事を効率よく進められるようになります。

ここでは、悩まず書ける、文章の書き方についてお伝えします。

質問上手は文章もうまい

質問が上手な人ほど、読ませる文章を書くことができます。実際、優れた記者やライターは、質の高い質問が、読まれる記事につながることを知っています。そのため、インタビュー対象者にどんな質問をすればより良い回答をもらえるか、事前に何度もシミュレーションをくり返しています。

一説によると、人は1日に約9,000回の決断をしているそうです。その決断の裏には、約9,000回の質問があるはずです。私たちは、「頭のなかで自問自答を行うプロ」でもあるわけです。この習慣を活用しない手はありません。質問上手になれば、誰でも伝わる文章をすらすら書くことができるようになります。

ここで1つ、事例を紹介しましょう。

今日はお昼にとんこつラーメンを食べに行きました。

たとえばあなたがツイッターでこのような文章を投稿したとします。この文章が完成する工程には、どのような質問があったと思いますか? 少し考えてみてください。正解例は次のとおりです。

あなたは今日のお昼に何を食べましたか?

「今日はお昼にとんこつラーメンを食べに行きました」は、この質問を投げかけたからこそ生まれた文章といえます。

先ほど人は、頭のなかで自然と自問自答を行っているとお伝えしました。今、文章の背景にある質問を考えてもらいましたが、誰もがこれと同じことを無意識に、かつ高速で行っているはずです。

質問力と文章力は比例する

では「今日はお昼にとんこつラーメンを食べに行きました」の後に、どのような文章を続けると、より伝わる文章となるでしょうか。ラーメンを食べたお店の場所や商品名がわかると、より情報が伝わって喜ばれそうですよね。その情報を引き出すには、どんな質問が思い浮かぶでしょうか。

そのとんこつラーメンを、どこで食べましたか?

たとえば、このような質問が出てきます。その答えとして「飯田橋」「マルちゃんラーメン」といった場所やお店の名前が出てくるのではないでしょうか。この情報を加えると、次のような文章を書くことができます。

今日はお昼に、飯田橋にある「マルちゃんラーメン」にとんこつラーメンを食べに行きました。

いかがでしょう。最初に紹介した文章より、ぐっと伝わる文章になったのではないでしょうか。

自分にどんどん質問ができるようになると、良い素材が自然と手元に集まってくるため、悩まず書けるようになります。また、現時点で自問自答する習慣がなくても、意識して実践するうちに必ずできるようになります。「上手に書かなければ……」と意識する必要は一切ありません。

千里の道も、一歩から。まずは、できる範囲で実践してほしいと思います。


著者プロフィール: 山口拓朗(やまぐち・たくろう)


伝える力【話す・書く】研究所所長。
出版社で編集者・記者を務めたのちに独立。23年間で3000件以上の取材・執筆歴がある。講演や研修を通じて「論理的なビジネス文章の書き方」「好意と信頼を獲得するメールの書き方」「売れるセールス文章&キャッチコピーの作り方」「集客につなげるブログ発信術」など実践的ノウハウを提供。2016年からは中国の5大都市で「SuperWriter養成講座」も定期開催中。多数のインフルエンサーを輩出している。著書に、『「9マス」で悩まず書ける文章術』(総合法令出版)のほか、15冊以上ある。

山口拓朗

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